固まるタイプの猫砂は1ヵ月でどれくらい消費するのか?また月にいくらかかるのか?
実際にいくつかの猫砂の消費量を調査し、1ヵ月でかかる費用を調べてみました。
先に結論から↓
- 1ヵ月で消費される猫砂の量:3kg前後
- 1ヵ月でかかる猫砂の費用:300~800円
猫砂によって値段は大きく変わりますが、高い砂を使っても月に1000円もしませんでした。
では、猫砂の種類別に詳しく説明していきます。
目次
1ヶ月で使う猫砂の量はどれくらい?
猫1匹が1ヶ月で使う猫砂の量を調べて見ました。
- 名前:タマちゃん12歳(メス去勢済み)
- 毎日の食事:ドライフードのみ
- おやつ:1日1本出るか出ないかのチュール
- 1日のオシッコ回数:約2.3回
- 1日のオシッコ量:約54ml
※オシッコの回数と量はキャトログボードを使って計測しています。
ライオン「ニオイをとる砂」
ライオンのニオイをとる砂は多くの方が使っている人気の猫砂です。値段も安くスーパーや薬局など、どこにでも置いてあります。
1袋5Lですが重さを測ると3.8kgでした。これを1ヶ月使った量がこちら↓
1ヶ月の消費量 | 2.1kg |
1日の消費量 | 70g |
1ヶ月の消費割合 | 55% |
1ヶ月のコスパ | 302円 |
1日のコスパ | 約10円 |
※1袋(5L)550円でコスパを計算
1日の消費量が70gなので、1袋で54日間使える計算となります。
エバークリーン
海外産の猫砂の中でも人気が高いエバークリーンは、消臭力・粉塵の出にくさ・固まりやすさなど、品質がとても高いのが特徴。ただ、その分お値段もややお高めです。
1袋6Lですが重さを測ると5.8kgでした。これを1ヶ月使った量がこちら↓
1ヶ月の消費量 | 2.7kg |
1日の消費量 | 90g |
1ヶ月の消費割合 | 47% |
1ヶ月のコスパ | 726円 |
1日のコスパ | 約24円 |
※1袋(6L)1560円でコスパを計算
1日の消費量が90gなので、1袋で64日間使える計算となります。
セリームバイオサンド・グリーン
ヨーロッパのペット市場で高い評価を得ている猫砂「セリームバイオサンド」。お値段はやや高いですが、消臭力・粉塵の出にくさ・固まりやすさなど品質がとても高いのが特徴です。
1袋7.5kgのセリームバイオサンド・グリーンを1ヶ月使った量がこちら↓
1ヶ月の消費量 | 3.4kg |
1日の消費量 | 113g |
1ヶ月の消費割合 | 45% |
1ヶ月のコスパ | 774円 |
1日のコスパ | 約26円 |
※1袋(7.5kg)を1709円でコスパを計算
1日の消費量が113gなので、1袋で66日間使える計算となります。
Catmania(キャットマニア)
トルコで15年以上生産されている猫砂「キャットマニア」。よく固まり粉塵もやや出にくい、砂が白いので血尿など分かりやすいのが特徴です。
1袋4.1kgのキャットマニアを1ヶ月使った量がこちら↓
1ヶ月の消費量 | 2.8kg |
1日の消費量 | 93g |
1ヶ月の消費割合 | 68% |
1ヶ月のコスパ | 677円 |
1日のコスパ | 約23円 |
※1袋(4.1kg)を995円でコスパを計算
1日の消費量が93gなので、1袋で44日間使える計算となります。
Dr.エルスレイ ウルトラ
固まりやすさ、粉塵の出にくさ、消臭力ともに満足できる「Dr.エルスレイ ウルトラ」。1袋の容量も多く、値段もわりと安めな猫砂です。
1袋8.1kgのDr.エルスレイ ウルトラを1ヶ月使った量がこちら↓
1ヶ月の消費量 | 4.3kg |
1日の消費量 | 143g |
1ヶ月の消費割合 | 53% |
1ヶ月のコスパ | 794円 |
1日のコスパ | 約26円 |
※1袋(8.1kg)を1500円でコスパを計算
1日の消費量が143gなので、1袋で57日間使える計算となります。
猫砂代は月にいくらかかる?
紹介した猫砂の1ヵ月のコスパがこちら↓
1袋の価格/容量 | 1日で消費した砂の量 | 1ヶ月のコスパ | |
ニオイをとる砂 | 550円 (5L) |
70g | 302円 |
キャットマニア | 995円 (4.1kg) |
93g | 677円 |
★エバークリーン | 1560円 (6L) |
90g | 726円 |
★セリームバイオ | 1709円 (7.5kg) |
113g | 774円 |
★エルスレイウルトラ | 1500円 (8.1kg) |
143g | 794円 |
★が付いている猫砂は高品質なのに値段が割と安めで人気があります。
中でも「エルスレイウルトラ」は容量が多く1kgあたりの価格が安いのですが、砂の消費量が多いため「エバークリーン」や「セリームバイオサンド」とコスパはほぼ変わりませんでした。
価格と容量だけで判断せず、消費量もしっかり見ないと本当のコスパは分かりません。
安い猫砂ほど交換サイクルは早めがいいかも
猫砂は使っている内に砂が臭くなったり砂埃が立ちやすくなるため、多くのメーカーは1ヵ月で全交換することを推薦しています。
特に安い猫砂は消臭力が持続しないので最低でも1ヵ月、砂をキレイに保ちたいなら半月で全交換した方がいいでしょう。
今回紹介した「ライオンのニオイをとる砂」はコスパ(1袋550円)は良いのですが、1ヵ月もするとニオイが出て砂埃も立ちやすくなります。
逆に高い猫砂(エバークリーンやセリームバイオサンド、エルスレイウルトラ)は1ヵ月経ってもニオイが気になりません。砂埃も立ちにくいので長く使えるのが特徴です。
トイレをキレイに保つなら高い猫砂も安い猫砂も変わらない
先ほども言いましたが安い猫砂ほど消臭力が低く砂埃も立ちやすいため半月サイクルでの交換がベストです。
そうなると高い猫砂を1ヶ月半使い続けた場合とコスパはほとんど変わりません↓
ニオイをとる砂 | エバークリーン | セリームバイオ | |
1袋の価格 | 550円 | 1560円 | 1709円 |
1ヶ月半使用する個数 (トイレを綺麗に保てる個数) |
3袋 | 1袋 | 1袋 |
1ヶ月半使用した費用 | 1650円 | 1560円 | 1709円 |
高い猫砂は消臭力と粉塵の出にくさが安い物と比較にならないほど良いですし、砂の粒が小さいので猫ちゃんが好んで使ってくれることも多いです。(高い猫砂ほど小粒な製品が多い)
そういった点も考慮すると安い猫砂を半月サイクルで交換するより、高い猫砂を少し長く使った方がいいのかなと思いました。
まとめ
1ヶ月で使う固まる猫砂の消費量は大体3kg前後が目安です。
安い猫砂なら1ヵ月300円以下に抑えられる物もありますが、臭ったり粉塵が出やすいものが多いため長期間使うのはあまりおすすめしません。
個人的な目安としては安い猫砂なら半月、高い猫砂なら1ヶ月半ペースがベストだと思います。
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