マンションで猫を飼っていると、ベランダからの脱走や転落事故が心配になるかと思います。
住んでいる場所が1階だと簡単に逃げてしまいますし、高層階だと落ちたら死んでしまうので何かしらの対策をしなければなりません。
では、どんな対策をしたらいいのか?
この記事では猫ちゃんがベランダから脱走するのを防ぐ4つの対策を紹介します。
目次
【猫用】ベランダからの脱走防止に役立つ4つの方法
①ベランダにネットを張る
ベランダの壁にネットを張れば猫ちゃんの脱走を防ぐことができ、日向ぼっこなども楽しませることができます。
ただし、いくつか注意点があります↓
- 布団や洗濯物が干せなくなる可能性がある
- 火災の時に逃げづらくなり消防の邪魔になる
- 火災の延焼に繋がる可能性がある
- 台風などでネットが落下する可能性がある
マンションによってはネットを張ることが禁止されていたり、防炎規制に引っかかり設置できない可能性があります。詳しくは管理人さんに確認してください。
こちらの記事「マンションの鳩除けネットは消防法に違反するのですか」も参考になります。
ネットの種類と張り方について
値段が安いものなら園芸用のネット、値段が高くてもいいならサイズがオーダーできるネットがおすすめです。
サイズがオーダーできるネットは1m×1mで約6000円と少し高いですが見栄えはよくなります↓
園芸用のネットは1m×10mで約2000円と安いです。ただし何枚か組み合わせなければならないため見栄えは悪くなります↓
ネットの取り付けにはマウントベースも必要です↓
マウントベースを壁に貼り付けて結束バンドでネットを固定していきます。ネットの張り方は下記動画を参考にしてください↓
※ネットを張る際は転落に十分注意してください。不安な場合は業者に依頼することをおすすめします。
ネット張りを業者に依頼する費用
2~5万円が相場となります。
ベランダの大きさや設置方法によって値段が変わるため、詳しくは見積りを取ってください。
「ベランダ ネット取付け 業者」と検索すると業者がヒットします。
②ベランダに出さないための脱走防止フェンスを設置する
「そもそもベランダに出したくない」と言う場合は、脱走防止フェンスの設置がおすすめです。自由に開閉できるタイプや固定するタイプがあり8000円くらいから購入できます。
開閉式で人気の脱走防止フェンス↓
「のぼれんニャン」は、センターで開閉できる使い勝手の良い脱走防止フェンスです。口コミ評価は5点満点中「3.8」と高く、見た目のデザインもおしゃれなのでインテリアにこだわわりたい人におすすめです。
縦型のポールなので猫がよじ登ることはできませんが、フェンスの高さが170cmと低く猫のジャンプ力が高いと上から脱走してしまう可能性があります。その場合は布やパネルなどで対策してください。
固定されているタイプの脱走防止フェンス↓
「マルカン脱走防止フェンス」の見た目は微妙ですが、上部まで隙間がないので猫がよじ登っても脱走できません。作りがしっかりしており組み立ても簡単と評価が高いです。
値段が安くて頑丈なものが欲しいならマルカンの脱走防止フェンスをおすすめします。
もっと安いフェンスが欲しいなら
100均やホームセンターで販売しているワイヤーネットや突っ張り棒を使って自作すると費用が抑えられます。
ただし5000円くらいは掛かるため、労力を考えると既製品を購入した方がいいかもしれません。
100均商品で脱走防止フェンスを作りたいなら「猫との上手な付き合い方」さんのブログが参考になります。
③ベランダに猫用のゲージを置く
猫ちゃんがベランダに出たがるなら、キャットゲージを設置するといいかもしれません。
猫ちゃんをゲージまで連れて行く方法以外に、ベランダに通じるドアとゲージをうまく組み合わせて自由に行き来させる方法もあります。
イメージとしてはこんな感じです↓
参考:ベランダの猫ゲージ完成
既製品のキャットゲージを買えばドアと連結させるだけなので、そこまで難しくはないと思います。
評判が良いキャットゲージはこちら↓
DIYが得意ならこのような手作りゲージもおすすめです↓
こちらはスノコとプラスチック網を使い自作しています。「晴れたらいいね」さんのブログに作り方が載ってるので参考にしてみてください。
④ベランダに繋がる網戸を強化する
「網戸にしてお外の雰囲気を楽しませているけど破られないか心配…」という場合は、ペット用に作られた頑丈なネットに張り替えるのがおすすめです。
かなり丈夫なので網戸を破壊される心配もありません。
人気のペット専用ネット(網)↓
ペットの脱走を防ぐために開発されたネットで、非常に頑丈ながら通気性に優れた構造となっています。本体はポリエステルを何重にも加工しているので、猫が引っ掻いても破れません。
ベランダから転落する猫は意外と多い
身体能力が高い猫ちゃんですが、落ちるはずないと思っているのはちょっと危険です。
「手すりに上らないから大丈夫」と思っていても、虫や鳥などが目につき捕まえようとして転落するケースもあります。
猫は高い所から落ちても大丈夫と言う人もいますが、アパートの2階から転落してケガを負う猫は多く、3階以上からの転落は50%の割合で死亡するか障害を負う可能性があるそうです。
できることなら猫をベランダに出さないのがベストですが、お外を好むなら一緒に出て見守ってあげる、リードを付けて安全性を確保しておく、脱走防止ネットやゲージの設置を検討してください。
リードは短めのものにしてください。リードを付けたまま手すりに上り誤って落ちると宙づり状態になり危険です。
まとめ
紹介した対策をすれば脱走される確率は低くなりますが、それでも100%ではありません。ベランダだけでなく思わぬところから逃げてしまうこともあります。
そんな時のために首輪に迷子札を付けておくと安心です。あとはマイクロチップ、居場所が分かる首輪などもあるのでこちらの記事を参考にしてみてください↓
安全で軽い!猫ちゃんにおすすめの迷子札を紹介します! 【GPSはダメ】猫の居場所が分かるおすすめの首輪はコレです! 猫にマイクロチップは必要?メリット・デメリット・費用などまとめました!今回はベランダからの脱走防止対策を紹介しましたが、玄関から逃げてしまう猫も多いです。帰宅時にパッと飛び出してしまうことが多いため玄関の対策もしておきましょう。
玄関におすすめの脱走防止フェンスはこちらの記事で紹介しています↓
猫を玄関から逃がさない!おすすめの脱走防止柵は?安いのはある?