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猫の名前と言えば「タマ」が思いつくのは何故?由来を調べてみた。

猫の名前と言えば「タマ」が思いつくのは何故?由来を調べてみた。

「猫の名前でパッと思いつくのは?しかもド定番の?」と聞かれたら「タマ」と答える人は多いかと思います。

アニメだとサザエさんの猫(タマ)が有名だし、和歌山で駅長さんになった猫も「タマ」。
(ちなみに我が家の猫もタマ)

だけど、なぜ「猫=タマ」なのか?

調べてみると以下が由来なのではないかと言われています↓

  • 宝物という意味で名付けられた
  • 招き猫のモデルとなった猫の名前を付けるようになった
  • 女性の名前を猫に付けることが多かった
  • 「魂」「霊」という意味で「タマ」と名づけられた
  • 姿や行動から連想されて名付けられた

では、詳しく調べた内容をまとめたのでご覧ください。

猫の名前に「タマ」と名付けられるようになったのは何故?

猫 名前 たま 由来

どの説が本当かは分かっていませんが、「タマ」と名付けられるようになった由来を5つ紹介いたします。

宝物という意味で名付けられた

日本で猫が愛玩されるようになったのは平安時代(794年~1185年)のなかば頃。

猫は高貴な身分の人達に大変可愛がられていたそうで、宝物のように扱われていたことから、美しくて高価な石(貴重なもの)を意味する「玉(タマ)」と名付けられたという説があります。

ちなみに中国で貴重なものとされていた翡翠(ヒスイ)は「玉(ぎょく)」と呼ばれていて、どちらの国も「玉」という字は貴重なものを指す言葉でした。

他にも宇多天皇(867~931年)は父親から譲り受けた黒猫を溺愛し、日記に「伏せているときは足もしっぽも見えないため、まるで黒い宝玉のようだ。」と記され、貴重なものであることがうかがえます。

なるほどね~と思いきや、高貴な人達が付けていた猫の名前を見るとちょっと違うような気がします。

例えば、一条天皇(980~1011年)の飼い猫の名前は「命婦の御許(みょうぶのおもと)」。
“命婦”は中級の女官の称で、”御許”は高貴な女性に付ける敬称。記録に残る最古の飼い猫の名前です。

他にも平安時代の女流作家は猫に「大納言の姫君」と名付けているため、「玉(タマ)なんて付けるかな?」と思いました。

招き猫のモデルとなった猫の名前が付けられた

招き猫のモデルとなった猫の名前が「タマ」だったので、ご利益にあやかりたい人が同じ名前をつけたのではないかと言われています。

ちなみに招き猫が誕生するまでにはこんな物語がありました。

江戸時代前期(1624年)の武将「井伊直孝」が鷹狩りの帰り道、豪徳寺の前を通りかかったところ1匹の猫が手招きするようなしぐさをしていました。

直孝は「ここで休んでいこう」とお供をつれて寺の中に入りました。

和尚との話が弾むうちに雷雨になり「猫のおかげで雷雨にあわずに済んだ」と感じた直孝は、そのお寺に加護を加え、やがて菩提寺にしたそうです。

衰退していたお寺は井伊家が菩提寺になったことで勢力を盛り返し、「猫が幸運を招いた」と思った和尚はその猫(たま)が亡くなると立派な墓を建ててやると共に、その猫に似た像をつくって「招き猫」と名付け1つのお堂にまつったのだとか。

その後、江戸の町人の間に「豪徳寺の猫のお墓にお参りするとご利益がある」と噂が広まり、豪徳寺は賑わい招き猫をまねた焼き物が売られるようになったそうです。

女性の名前を付けることが多かった

理由はよく分からないですが、女性の名前を猫に付けることが多かったらしいです。

じゃあいつ頃から付けられていたのか?

詳しい資料がなかったので昔の女性の名前を調べると、1500年代(室町時代後半)頃から2文字の名前が付けられるようになり、江戸時代(1603年~1868年)に入るとほとんどが2文字になったそうです。

しかし、昔の戸籍(宗門改帳)をいくつか見ても「たま」という名前は載っていません。

1671年の戸籍簿(岐阜県川辺町の宗門改帳)に書かれていたタ行の名前だと「たあ、たつ、たへ、たけ」しかなく、特に「たつ」と「たけ」が多い。(127名の女性名が記載)

1733年の戸籍簿(八町村の宗門改帳)では「たつ」しかない。(84名の女性名が記載)

参考:江戸以前の庶民の女性名は

200名しか記載されていないので何とも言えないですが、女性に「たま」という名前が付けられていたかは分かりませんでした。時代劇のドラマとかだとよく耳にするのにね…。

ちなみに1900年頃(明治)から「子」のつく名前が広がったそうです。

「魂」「霊」という意味で「タマ」と名づけられた

猫が神秘的な力を持った存在(化け猫など)として扱われていたので、すぐれて神妙なものを意味する「魂」「霊」の読み方でもある「タマ」と名付けられたとも言われています。

ちなみに神様から頂けるものであった「お年玉」の”玉”は、”魂”や”霊の力”のことで、その年の1年分の力を授かるとされていたそうです。

3世紀から6世紀にかけては、タマ(玉、魂、霊)の文字は神名人名に多く用いられた語の一つとも言われています。

姿や行動から連想されて名付けられた

猫は

  • 「玉のように丸くなって寝る」
  • 「玉によくじゃれる」
  • 「玉のように美しい」

見た目や行動から「たま」と名付けられたとも言われています。

ちなみに我が家の猫の名前はこの付け方で、「玉のようなデブ」からタマになりました。

昔の人は何か縁のあるものから名字をつける場合がほとんどだったそうで、「玉のように丸い」とか「玉にじゃれる」から名付けられているのは納得できます。

いつから猫の名前に「タマ」が当たり前となった?

いつから猫の名前に「タマ」が当たり前となった?

犬たちの明治維新 ポチの誕生』の本によると、明治38年(1905年)頃から猫にタマと名付けられたのではないかと書かれています。この時、尋常小学校の唱歌に「タマ」が採用されている。

他にも小泉八雲という作家が飼っている三毛猫の「玉」について以下のように語っています↓

「玉というのは英語で Jewel という意味である。私たちがそう呼ぶのは玉の美しさの故ではなく―玉は実際美しいが―玉という女の名前は日本で普通飼い猫につけられるからである。」

こちらは「骨董」という本の中で書かれた「病理的なるもの」というお話の一文です。初版が1902年(明治35年)

1900年には「猫」の名前と言えば「タマ」が定着していたことは分かりましたが、それ以前については分かりませんでした。

今は人気なし?

毎年発表される猫の名前ランキングで「タマ」を調べると↓

  • 2008年:18位(アニコムのペット保険)
  • 2010年:37位(アニコムのペット保険)
  • 2011年:48位(アニコムのペット保険)
  • 2021年:ミックス部門で10位(アクサのペット保険)

昔に比べ名付ける人が減っているみたいですね。

今だと「ムギ」「レオ」「ソラ」「ココ」などが人気です。

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猫の名前が決まらない時に「これだ」という名前の決め方を紹介します!猫の名前が決まらない?そんな時に役立つ11のヒントを紹介します。

まとめと推測

「タマ」の名前が広がったのは

  • 宝物という意味で名付けられた
  • 招き猫のモデルとなった猫の名前を付けるようになった
  • 女性の名前を猫に付けることが多かった
  • 「魂」「霊」という意味で「タマ」と名づけられた
  • 姿や行動から連想されて名付けられた

どれが本当なのか分かりませんが、個人的には「招き猫のモデルになった猫の名前」を付けたのではないかと予想。

ご利益にあやかりたい気持ちは今も昔も変わらないと思うし、昔の人の方が見えない力を信じる人が多かったのではないかと。

あとは丸々とした見た目も相まって「玉(たま)」と名付ける人が多くなった!そんな感じかなと思いました。

玉の文字は縁起がいい?

「玉」という文字は美しい宝石や高価な物などを意味し姓名学的にも大吉数なんだそうです。お姫様の名前にも「玉」が使われたりしているので、猫ちゃん名付けたら幸運を呼び込むかも!

ちなみに我が家の猫(タマ)はエイズですが12歳になってもピンピン元気です。これも名前のおかげ?(笑)

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