猫のあご下にできる黒いブツブツとしたニキビですが「放っておいて大丈夫なの?」なんて気になったりしないでしょうか?
- 何かの病気になったりしない?
- 他の猫に移ったりしない?
- 放置してたらどうなる?
顎ニキビの基本的な治し方についても書いているので、そちらも参考にしてみてください。
目次
愛猫にあごニキビができるけど重症化したことはない
愛猫のタマは、しょっちゅう顎にニキビをぶら下げていますが、特に痒がることもせず呑気に暮らしております。タマにお話を伺ってみましたが「ニャー」という返事しか頂けなかったので、飼い主である私からお話すると、あごニキビがあっても特に問題ないようです。
今まで何匹も猫を飼っており、あごニキビが出来やすい子もいましたが、体調に悪い変化があったことはありません。黒いブツブツができる程度なら放っておいても問題なく、特に治療も必要ないので安心してください。
猫のニキビが悪化するとどうなる?
黒いブツブツ程度のニキビは軽度なので特に問題ないですが、中度になると皮膚が赤くなり炎症を起こします。重度になると出血を伴うので、動物病院での治療が必要です。
あごが気になって引っ掻いてしまうと症状がどんどん悪くなり、発熱、元気消沈、食欲不振を示すことがあります。あごを気にすることが多いなら、早めに獣医さんに診てもらうようにしてください。
他の猫にうつることはある?
多頭飼いだと他の猫に顎ニキビがうつらないか心配になるかもしれませんが、猫の間でもその他の動物でも感染することはありません。
簡単にできる猫ニキビの治し方
去勢手術後や毛の生え変わり時期に顎ニキビができる猫ちゃんもいますが、基本的にはあごの汚れ、フードの問題が多いようです。
簡単な対策で猫のニキビが治せるので、ぜひ試してみてください。
①食後にあごを拭いてあげる
あごが汚れる1番の原因は毎日の食事です。猫は毛づくろいをして体を清潔に保っていますが、あご部分はケアが難しくニキビができやすくなっています。ですので、飼い主がご飯の後に濡れたタオルで拭いてあげるだけで症状が良くなることが多いです。
あと、盲点なのが食器やフライパンなどの洗い残しです。
知り合いの猫ちゃんは、飼い主の留守中にフライパンについた油を舐めていたせいであごニキビができていたみたいで、洗い物を残さなくなってからは出来なくなったと言ってました。
猫ちゃんが舐めてしまうものがないか部屋を確認してみると、思わぬものが原因として見つかるかもしれませんよ。
②食器を陶器製に変える
プラスチックの食器皿だと、しっかり洗ったとしても見えない傷にバクテリアが繁殖していることがあり、それが原因で顎ニキビができているかもしれません。
食器に繁殖したバクテリアを完全に除去するなら、週に1~2回の煮沸消毒をしてください。洗剤では落とせなかった菌を煮沸消毒なら100%死滅できます。
あとは水を飲む容器も雑菌が繁殖しやすいので、こまめに洗うようにしましょう。

猫のお皿は、ガシガシ洗っても傷がつきにくい陶器製に変えるのもおすすめです↓
③キャットフードを変えてみる
食後にあごを拭いても食器を清潔にしてもダメなら、今食べてるキャットフードが原因かもしれません。
体質的に脂の分泌が多い猫ちゃんの場合、あごニキビができやすいと言われているので、脂質が少ないフードにすると改善することがあります。
ヤフー知恵袋では、脂質が少ないキャットフードにしたら一発で治ったという声がありました↓
採血した血液中の脂肪分が多かった為脂肪を分解しにくい猫種というのもあるそうですので、そういう理由からも脂肪分の少ない餌に変えたのですがその後は全くというぐらい挫創が出なくなりました。
2匹飼っていて2匹ともです。参考:ヤフー知恵袋
※猫のニキビを正式には「痤瘡(ざそう)」と言います。
キャットフードの脂質は12%~20%が多いので、今食べているフードの脂質を確認し、それよりも低い物を選ぶと顎ニキビが治るかもしれません。
脂質が少ないフードですと、以下2つのフードが評判です↓
- ロイヤルカナン(インドア)11%
- アズミラ(クラシックキャットフォーミラ)11%
猫のあごニキビの取り方について
猫のニキビが気になって取りたくなるのは分かりますが、無理に擦ったりすると肌を痛め症状が悪化する恐れがあります。
症状を悪化させないためにも、ご飯を食べた後にペット用のウェットティッシュか濡れタオルで軽く拭きとるだけにしましょう。
顎を触りすぎたり擦りすぎると、猫ちゃんのストレスになる可能性もあるので、あまりいじらないことが大切です。
まとめ
軽度の顎ニキビ(黒いブツブツ)なら特に何もせず、動物病院による治療も必要ありません。実際に、うちの猫は特に何もしておらず、あごも気になった時に拭くだけです。
食事後にあごの汚れを拭いてあげるだけで、だいぶニキビは改善しますが、それでもダメなら食器やフードを変えて対策してみてください。
食毒液などは刺激が強い
食毒液とはどんな薬品でしょう?
hkn様コメントありがとうございます。「消毒液」の誤りでした。ご迷惑おかけし申し訳ございません。