海外で生産されている猫砂の中でも人気が高い「エバークリーン」と「セリームバイオサンド」
砂埃が立ちにくい、固まりやすい、猫ちゃんのお気に入りになったなど、どちらも同じような口コミが沢山あり、どっちがいいの?なんて人もいると思います。
「品質が変わらないなら安い方がいい」なんて人のために、2つの猫砂を使い比べてみました。
比較した結果をまとめると
商品名 | エバークリーン | セリームバイオサンド・グリーン |
砂粒の大きさ | 0.5〜2mm (小粒) |
0.5〜1mm (かなり小粒) |
砂の飛び散り | やや多い | やや多い |
1ヶ月後の粉塵 | やや出る | ほぼ出ない |
固まり力 | よく固まる | よく固まる |
1ヶ月後の消臭力 | 臭わない (無香料で良い) |
臭わない (香料が微妙) |
1ヶ月のコスパ | 726円 | 774円 |
こんな感じになりました。
では、比較した内容を詳しく紹介していきます。
目次
【猫砂】エバークリーンとセリームバイオサンドを比較してみた。
エバークリーン | セリームバイオサンド・グリーン | |
メーカー | アメリカ | イタリア |
原料 | ベントナイト | ベントナイト |
捨て方 | 燃えるゴミ | 燃えるゴミ |
内容量 | 6L | 7.5kg |
価格※1 | 1560円 | 1709円 |
※1:楽天とアマゾンで安いお店の価格を参考にしています。
オランダ産の高品質ベントナイトを使用しているエバークリーンは、2020年10月より商品がリニューアルされ以前よりも23%軽量になり固まり力が40%UPしました。
世界中で愛されていることもあり、2005年にはJPPMA(日本ペット用品工業会)の猫関係商品群部門にて優秀賞を獲得しています。
イタリアの工場で生産されているセリームバイオサンドは、ヨーロッパのペット市場でも高い評価を獲ている猫砂です。※全自動猫砂「キャットロボットオープンエアー」の推薦猫砂となっています。
パッケージについて
エバークリーンはダンボールにそのまま猫砂が入っています。上の写真は間違った開け方で、本来は横に切り取り線があり、そこから砂を出す仕様になっています↓
上部に取っ手が付いていて持ち運びしやすいですが捨てるのがやや面倒くさいです。
セリームバイオサンド・グリーンはよくあるビニールのパッケージを採用しています。上部に三つの穴があり、そこに指をかけて持ち運びできる仕様です。
ビニールなので折り畳んでコンパクトに捨てる事ができます。
砂粒の大きさ
エバークリーンの砂粒の大きさは0.5〜2mm、セリームバイオサンドは0.5〜1mmと、どちらも非常に細かい猫砂です。
特にセリームバイオサンドの砂はすごくサラサラで、踏み心地が良さそうだなと思いました。砂の色はエバークリーンがやや白っぽく、尿の色(血尿とか)が分かりやすそうです。
砂の飛び散り具合
どちらも小粒なのでトイレ外に砂が飛び散りやすいです。
そこまで差はないですが、どちらかと言うとセリームバイオサンドの方が飛び散りやすいかもしれません。
上から入るタイプのトイレは猫ちゃんによって好き嫌いが分かれますが、使ってくれるなら砂の飛び散りが大幅に抑えられます。お世辞ではなく横から出入りするトイレと比べると砂の飛び散りは99%減る感じです。
【レビュー】リッチェルのラプレ砂取りネコトイレを使った感想を書いた!粉塵の出にくさ
どちらも一般的な猫砂(安いタイプ)に比べると粉塵は圧倒的に出にくいです。
特にセリームバイオサンドは1ヶ月経っても全く粉塵が出ないのでビックリしました。
エバークリーンは1ヶ月使用すると粉塵が少し出やすくなりますが、一般的な猫砂に比べると全然少ないですね。
粉塵で体調を崩しやすい猫ちゃんには、セリームバイオサンドの方がいいかもしれません。
固まりやすさ
どちらの猫砂もよく固まります。1ヶ月経っても固まる力は衰えません。
高いところから落としても割れないし、ボロボロ崩れることもないので掃除がしやすいです。
ただ、トイレの角でオシッコされる(へばり付いている)とうまく取れずボロボロになります。これについてはライオンのニオイをとる砂の方が優れていました。(パコっと外れて掃除しやすい)
消臭力
安い猫砂に比べると断然臭わず1ヶ月後の消臭力もすごいなと思いました。
どちらかと言うとエバークリーンの方が臭いにくく、無臭の状態をキープしてくれます。
セリームバイオサンドは微香料でお花畑のような香りがします。個人的にはあまり好きじゃなく、猫ちゃん自身にも香りがつくので無香料があればいいのになと思いました。
愛猫のウンチやオシッコは臭いにくいため、消臭力に関しては個人差があるかもしれません。昔はうんちが臭かったのですがフードを替えてからお腹の調子がよくなり、トイレの臭いが気にならなくなりました。
コスパと最安値
それぞれ1ヶ月ずつ使用した費用を比較したところコスパはほぼ同じでした。
エバークリーン | セリームバイオサンド | |
1ヶ月のコスパ | 726円 | 774円 |
1日のコスパ | 24円 | 26円 |
1袋の価格 | 1560円 (6L) |
1709円 (7.5kg) |
1gあたりの価格 | 0.26円 | 0.23円 |
※エバークリーン(6L)の重さは計測したら5.8kgでしたので、その値を元に計算しています。
※1袋の価格は楽天とアマゾンでの最安値を参考にしています。
1gあたりの価格はエバークリーンの方が高いのですが、砂の消費量がセリームバイオサンドよりやや少なく済むためコスパはほぼ変わらない金額となりました。
それぞれの猫砂はまとめ買いすることで安く購入できます。1袋で買うと300円ほど高くなり、3袋セットくらいで買うとエバークリーンなら1袋1560円、セリームバイオサンドなら1袋1709円でした。
吸収力の実験
それぞれの猫砂にオシッコ1回分に相当する量の水50ml(50g)を入れて固まった重さを比較しました。
重さが軽い方がより少ない砂で固まると言うことなのでコスパが良いという事になります↓
- エバークリーンは1回のオシッコ(50ml)で101gの砂を消費
- セリームバイオサンドは1回のオシッコ(50ml)で113gの砂を消費
若干エバークリーンの方が砂の消費量が少ない結果となりました。
それぞれのデメリットは?
- 値段が他の猫砂に比べやや高い
- セリームバイオサンドは香料付きしかない
デメリットはこんな物だと思います。
猫ちゃんにとっては粒が小さく気に入ってくれる確率は高そうですね。粉塵も出にくいので健康にもいいと思います。デメリットは飼い主側だけなので、猫ファーストで選ぶなら良い猫砂でしょう。
ただ、セリームバイオサンドは香料付きしかないのが残念。
香りが薄くて気にならないと言う口コミもありますが、無香料の猫砂に比べればハッキリ分かるレベルで香ります。そこまでキツクはないけれど、猫ちゃんには不要だなと思いました。
種類について
エバークリーンの種類は全部で3つ。
【無香タイプ】 香りに敏感な猫や人のための無香タイプ。 |
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【芳香タイプ】 粒を踏むと爽やかな香りが広がる芳香タイプ。 |
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【多頭飼い用】 エバークリーンの中でも最強の悪臭対策を施してあり、消臭後に爽やかな香りが広がる芳香タイプ。 (11.3kgのビックサイズ) |
エバークリーンは香り付きなども含め3種類販売されています。ただ、芳香タイプは香りが強いらしく、猫にニオイが移ったり気持ち悪くなるなどの口コミがありました。
香りが強いと猫のストレスにも繋がるため、無香タイプを選んだ方がいいかと思います。
セリームバイオサンドの種類は全部で3つ。
【グリーン(7.5kg)】 優しいお花の香り。 |
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【ホワイト(8.5kg)】 砂が白いので尿の色が分かりやすいタイプ。ベビーパウダーの香り。 |
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【ローザ(5kg)】 フローラルのような香り。掃除しやすい大きめの粒1mm~5mmが特徴。 |
セリームバイオサンドは、香り・砂のサイズ・砂の色が違う3種類を用意しています。
【まとめ】どっちがいい?
個人的にはエバークリーンの方が良いなと思いました。理由は無香料だから!
香りが付いていないなら品質はセリームバイオサンドの方が上だと思います。(砂埃が全然立たない)
固まりやすさ、砂の散張りやすさ、コスト、消臭力などはほとんど変わらないため、砂埃で体調を崩しやすい猫ちゃんだとセリームバイオサンドの方が良いのかなと言う感じです。
とは言ってもエバークリーンも一般的な猫砂に比べると粉塵は出にくいため、そこまで気にしなくてもいいかと思います。
砂にうるさい猫ちゃんなら2つ使い比べてみてもいいでしょう。どちらも評判通りの良い猫砂でした!
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