愛猫がお水を飲まなくて困ってる…。
そんな時はぜひ「ちゅーる水」を作ってみてください。
いろいろな方法でお水を飲ませようとしたけど全然ダメ…。そんな頑固な猫ちゃんでも、ちゅーる水なら飲んでくれるかもしれません。
そんなちゅーる水の作り方や、1日にどれくらいの量を飲ませればいいかなどまとめたので参考にしてください。
「ちゅーる水」の作り方について
ちゅーる水の作り方は二通りあります。
- ちゅーると水を混ぜる方法(しっかり溶かす)
- 水にちゅーるを落とすだけの方法(混ぜない)
ちゅーると水をしっかり混ぜるのがオーソドックスだと思いますが、飲んでくれない猫ちゃんもいます。愛猫はこの方法だと残すことが多いため、今は水にちゅーるを落とすだけにしました。
それで水も飲むの?と思うかもしれませんが、ちゅーるをペロペロするついでに水も飲むので心配いりません↓
我が家の場合は平たいお皿に薄く水を張りちゅーるをのせています。
意外とこの方法で飲ませている人もいるのでぜひ試してみてください。混ぜる手間や、混ぜるために使うスプーンの洗い物も省けて楽ちんですよ。
お水で薄める分量はどれくらい?
飲んでくれる極限まで薄めるのがおすすめです。
ちなみに愛猫がちゅーる水を飲んでくれるギリギリの量(混ぜる場合)は、ちゅーる1本に対して水15ml(大さじ1杯)とめちゃくちゃ贅沢です。
できるならチュール1本を100mlくらいの水で薄めたいのですが絶対飲んでくれないので、お皿に薄く水を張ってちゅーるを落とすだけにしました。(この方がいくらか水を飲む量が増えるため)
薄めても全然飲むなら、チュール1本を水100mlで割り2~3回に分けて飲ませるのがいいと思います。
※1度に沢山のちゅーる水を飲ませると吐くかもしれないので分けた方がいいです。
それか全くお水を飲まない猫ちゃんなら、1日に必要な水分量を計算しチュール水にして飲ませてもいいでしょう。(猫ちゃんが1日に必要な水分量は体重1kgあたり60ml前後)
普段食べさせているご飯にも水分が含まれているため、その分を差し引いて計算してみてください。
- ドライフードの水分含有量:10%前後
- ウェットフードの水分含有量:75%前後
例えば体重4kgの猫に必要な1日の水分量は240mlになります。(体重4kg×60ml)
ウェットフードを100g(水分量は約75ml)、ドライフードを30g(水分量は約3ml)1日に食べさせているなら78mlの水が補われているので、240ml-78ml=162mlのちゅーる水を作る計算となります。
お湯割りにした方が沢山飲むかも
猫は温かいお水を好む傾向にあるので、ちゅーるをお湯で割るのもおすすめです。(お湯で割った方が香りも引き立ちます)
お湯と言っても温度は38℃くらい。お風呂の温度くらいがベストです。レンジで温めてもいいですが、熱くなり過ぎないようにしてください。
※600wで10秒くらいが目安です。ただ水の量によっては熱くなりすぎるので要注意。
ちゅーるは何本まで使っていい?
沢山の水で薄めると飲んでくれないのでチュールの本数を増やしたい。その場合は1日に何本まで使っていいのか?
ちゅーるの袋には1日4本までOKと書いてありますが、できれば1日に1本、全然水を飲まないなら1日2本が限度かなと思います。
YouTubeで情報発信している獣医さんはカロリーの兼ね合いから1日に1~2本と言っているので、それ以上は与えない方がいいでしょう。
ただし腎不全や何か病気を患っている場合は、ちゅーるを食べさせてもいいか獣医さんに確認してください。
水分補給ちゅーるの方がいい?違いは?
水分補給に最適なちゅーるとして「水分補給ちゅーる」という物が販売されています。
パッケージに「猫の体液に近いミネラルバランスに調整することにより、水分と電解質の効果的な補給をサポートする」と書かれていますが、要は摂取した水分が体に吸収されやすいと言うことです。
例えば水ばかり飲んだ場合、体液のミネラルバランスが崩れてしまいます。ミネラルバランスを適正に保つため不必要な水分はオシッコとして排出されるため、水ばかり飲んでも意味がありません。
こちらの「効率的な水分補給」という記事をみると理解が深まります。
脱水した時に経口補水液が最適と言われるのは、体液に近いので水分の吸収が円滑に行われるためです。なので「水分補給ちゅーる」の方が水分を効率よく吸収できると言うことになります。
ただし、どれくらい効率よく吸収されるかは分かりません。また、水分補給ちゅーるは食いつきが悪いと言う声もあるため、少量サイズから試した方がいいでしょう。
「水分補給まぐろ味」と「普通のまぐろ味」を比較した表がこちら↓
普通の まぐろ味 |
水分補給 まぐろ味 |
|
原材料 | まぐろ、まぐろエキス、タンパク加水分解物、糖類(オリゴ糖等)、植物性油脂、増粘安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)、ミネラル類(Na,P,Cl)、調味料(アミノ酸等)、ビタミンE、緑茶エキス、紅麹色素 | まぐろ、果糖ぶどう糖液糖、まぐろエキス、酵母エキス、タンパク加水分解物、増粘安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)、クエン酸ナトリウム、ビタミンE、緑茶エキス、紅麹色素 |
成分 | 粗たん白質7.0%以上、粗脂肪0.2%以上、粗繊維0.1%以下、粗灰分1.5%以下、水分91.0%以下 | たんぱく質7.0%以上、脂質0.3%以上、粗繊維0.1%以下、灰分0.7%以下、水分91.0%以下 |
カロリー | 約7kcal | 約8kcal |
※青文字にした部分はどちらも同じで、黒文字がそれぞれ違う部分です。
水分補給ちゅーるの方がミネラル(灰分)が倍以上含まれていますね。
普段からお水を全然飲まないなら、病気の予防や脱水を防ぐ目的として水分補給ちゅーるに水をプラスして与えてあげるのはいいと思います。
まとめ
お水をあまり飲まない猫ちゃんでも、ちゅーる水ならガブガブ飲んでくれるかもしれません。
作り方は二通り↓
- ちゅーると水をよく混ぜる方法
- 水を張ったお皿にちゅーるを落とすだけの方法
水の量は猫ちゃんが飲んでくれるギリギリまで薄めた方がいいです。特に普段から水を飲まない猫ちゃんなら、少しずつお水の量を増やしてもいいでしょう。
あと、慢性腎不全の予防としてAIMちゅーるを混ぜてあげるのもおすすめです。AIMちゅーるについては、こちらの記事をご覧ください↓
「AIMちゅーる」は与えても大丈夫?効果や安全性はどうなの?
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