愛猫のタマちゃんは現在13歳くらい。今はまだ元気で高いところにも上るしトイレもちゃんとできるけど、シニア猫を飼っている人の話を聞くとこれからのことも考えなきゃと思うようになりました。
足腰が弱りトイレをまたぐのも困難になる、そうなると今のトイレ環境ではうまく排泄できるか心配です。
そんな老猫のトイレ事情については、ヤフー知恵袋でもよく質問されています。一例がこちら↓
19歳猫ですが、最近、うんちをトイレの外(トイレのそば)にする時があります。ボケたのでしょうか?それとも何か理由があるのでしょうか?
参考:ヤフー知恵袋
猫の生活でトレイ環境はとても大事であり、不満があるとストレスや病気の原因にも繋がってきます。
老猫に快適なトイレを選ぶならどれがいいのか?今後のために、シニア猫のトイレについて詳しく調べてみました!
目次
老猫のトイレ選びについて
老猫のトイレについて調べた結果、以下について気にした方がいいと分かりました↓
- 入口は低め
- スロープや階段でサポート
- トイレ前にはシーツ必須
- トイレを複数の場所に設置
- 砂の量の調整
では、それぞれ詳しく説明していきます。
入口は低めにするかスロープや階段を用意する
歳をとるにつれ足腰が衰え関節に痛み(関節炎)を伴うことが増えていきます。
そうすると以前のように歩いたりジャンプすることができなくなったり、ちょっとした段差も上りづらくなるため入口はできるだけ低い方がいいようです。
それかスロープや階段を置いてサポートするのもいいそうなので、ダンボールやタオルなどで自作するといいでしょう。
スロープなら爪とぎを代用するのもあり↓
高さが合わなければノコギリなどでカットしてください。
段差を作るならダンボールを束ねてタオルで包む方法がお手軽です。
ただ、本当に弱ってきて段差も上がれないようならフラットなトイレに替えてあげましょう。
10歳以上の老猫の約6割が関節炎を患っていると言われています。痛みを伴っての生活は可哀そうなので、獣医さんに相談したりサプリを飲ませるなどで対策してみてください。意外とサプリの効果はあるみたいです。
【口コミ】猫の関節をサポート!バイオワン「しなやかサポート」をレビュートイレ前にはシーツを敷くこと
老猫になるとトイレにたどり着けず、トイレ前でオシッコやうんちをしてしまうことが増えるそうです。
ヤフー知恵袋でも老猫の粗相についてよく質問されていました↓
うちの老猫がトイレを使わなくなって困っています。わざわざトイレのある場所まで行ってその周りの床で糞尿をするようになってしまいました。
参考:ヤフー知恵袋
20歳の老猫(オス)のトイレ失敗についてです。トイレに入ってすることがなかなか難しくなってきてトイレ前でしてしまう
参考:ヤフー知恵袋
我慢できなかったりトイレと勘違いして(ボケて)粗相するようなので、トイレ前にはシーツを敷いて対策してください。
こちらのシーツが1枚10円と安いのでおすすめ↓
スーパーやドラッグストアでも安いペットシーツは売っていますので探してみてください。(前にシステムトイレを使っていた時は、スーパーで犬用のシーツを購入していました。値段が安かったので!)
トイレを複数の場所に設置する
先ほども説明したとおり、シニアになるとトイレまでたどり着けず粗相することが増えてきます。
他にも排泄を我慢して膀胱炎や便秘などの病気になる恐れもあるようです。
なので、いつもトイレを置いていた場所とは別に、猫が過ごしている部屋・寝床・必ず通る場所にもトイレを設置した方がいいでしょう。
トイレまでの距離が近ければ粗相が少なくなるかもしれません。
※トイレの場所は猫の食事場所と少し離してください。ご飯を食べなくなることがあるそうです。
砂の量の調整
猫砂の量が多い場合、足腰が弱ったシニアだと安定性にかけてグラついてしまう恐れがあるようです。
底にペットシーツを敷いて砂の量を少なくするなど、猫が嫌がらなければ安定感を確保した方がいいでしょう。
シニア猫におすすめのトイレ
シニア猫には入口が低いトイレがおすすめです。
シーツだけ敷くフラットなタイプが跨ぎやすいですが、猫は砂が好きなのでフラットなトイレだと排泄を我慢するかもしれません。
なので、まずは低い入口のトイレを使ってみて、それが跨げなくなってきたらフラットなタイプにするといいでしょう!
※猫は砂を使ったトイレが大好きです。砂でないタイプ、または砂がないとトイレをしない猫もいるため、どういったトイレがいいかは猫ちゃんの様子を見ながら決めてください。
【入口高さ10cm】猫トイレ 大型 飛び散りにくい Lサイズ
ブランド | ノーブランド |
サイズcm(L) | 長さ49.5 x 幅36.5 x 高さ18 |
入口高さ | 約10cm |
材質 | ポリプロピレン |
スノコ部分で砂を落とすタイプの猫トイレです。砂やオシッコの飛び散りを防ぐカバーは脱着可能、寸法もそこそこ大きく入口高さが10cmと低いので猫ちゃんもまたぎやすいです。
猫砂の飛び散りを防ぎたいならこのタイプのトイレが良いでしょう!
【入口高さ8cm】OFTの猫トイレKitty and Puppy Pan for CAT(L)
ブランド | OFT |
サイズcm(L) | 長さ50.5 x 幅61 x 高さ12.5 |
入口高さ | 約8cm |
材質 | ポリプロピレン |
サイズが大きく入口の高さが低い(約8cm)タイプのトイレです。シンプルな形状なので丸洗いしやすいのも特徴。
個人的にはこのトイレが一番良いと思っています。(理由は砂が使えてトイレのサイズが大きいから)
様々な検証から猫はサイズが大きいトイレを好むことが分かっています。小さいトイレに比べてストレスや粗相が減るとのデータもあるため、トイレは大きめを選んだ方がいいでしょう。
【論文あり】猫トイレの大きさ目安は?ズバリ体長の1.5倍以上がいい!【入口高さ4cm】リッチェル お掃除簡単ステップ壁付トイレ
ブランド | リッチェル |
サイズcm | 長さ49.3 x 奥35 x 高さ16 |
入口高さ | 約4cm |
材質 | ポリプロピレン |
2重構造で下にペットシーツを敷くタイプのトイレになります。
かなり足腰が弱ってまたぐのも困難になったらこちらのトイレがいいでしょう!
本来は犬用で砂を敷くものではありませんが、システムトイレ用の猫砂を敷いても構いません。砂の飛び散りは防げませんが、猫ちゃんが好むなら少しでも砂を入れた方がいいと思います。
※砂を敷かなくても排泄してくれるならそのままでもいいと思いますが、砂好きな猫ちゃんにとって何もないのは不満かもしれません。様子を見ながら砂を入れるか検討してください。
まとめ
シニア猫のトイレ選びは
- 入口を低めにする
- スロープや階段でサポートする
- トイレ前にはシーツを敷くこと
- トイレの場所は複数設置
- 安定する砂の量に調整する
紹介したトイレの中だとOFTのKitty and Puppyが良さそうです。
入口の高さが8cmと低いだけでなく、砂も入れられトイレサイズが大きいのがいいですね。
猫が好むトイレを調べると「鉱物系の猫砂を使っている・サイズが大きくて広々している」というデータがあり、それらの条件に当てはまらないと粗相やストレスの原因になる可能性が高くなると言われています。
足腰が弱り排泄がしにくくなった猫ちゃんでもそれらのトイレが好きなのは変わらないと思うため、条件に合ってシニアでも使えるトイレとなるとOFTのKitty and Puppyが1番良いのかなと思いました。
こちら↓
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