ここでは、肝臓病を患った猫ちゃんのために開発された療法食フードを全て紹介しています。
「ALTの数値が良くなった」と言う口コミがあり、科学的根拠を元に開発されている物だけを載せました。
他のサイトだと療法食ではないキャットフードがおすすめされていたりしますが、ハッキリ言ってそれで肝臓の数値が改善されるかは不明です。
選ぶ物によっては全く完治せず逆に症状が悪くなるかもしれないため、正しい知識をもってフードを選びましょう。
肝臓病の食事管理について
肝臓病を患っている猫ちゃんには「消化しやすい高タンパクの原材料」で「少量でもエネルギーが摂取できる高カロリー」のフードを選ぶ必要があります。
肝臓に負担をかけない事が重要で、消化吸収しやすい原材料でなければなりません。
また、肝臓病を患うと食欲不振になるケースが多いため、少量でも十分なエネルギーが摂取できる高カロリーフードが適しています。
上記内容は、自社の研究所を持ち科学的根拠を元に療法食を開発している「ロイヤルカナン」と「ヒルズ」のサイトを参考にしています。
他のサイトだと、カナガンやモグニャン・シンプリーなどをおすすめしていたりしますが、これらは肝臓病に適したフードではないため個人的にはおすすめしません。
肝臓ケアに特化したフードを選ぶことが重要です!
肝臓が悪い猫のフード一覧
肝臓が悪い猫ちゃん向けに療法食を開発しているのは、「ロイヤルカナン」と「ベッツソリューション」だけです。
特にロイヤルカナンは科学的根拠を元にフードを開発しており、口コミの評判も高いのでおすすめできます。(肝臓の数値が改善されたと言う声も多い)
ベッツソリューションの評判も高いですが科学的根拠を元に開発されているのか不明ですし、口コミ数がやや少ないため現在点ではロイヤルカナンから試すのが良いでしょう。
療法食を手掛けるメーカーとして有名な「ヒルズ」も以前は肝臓サポートを販売していましたが、現在は製造中止になりました。ただ、代替品としておすすめしているフードがあるので、後で紹介いたします。
ロイヤルカナン(おすすめ)
口コミ評価 | ★★★★☆(4.5以上) |
口コミ件数 | 500件以上 |
500g価格 | 約1,500円 |
2kg価格 | 約4,200円 |
ロイヤルカナンからは、1種類の肝臓ケア(ドライフード)が販売されています。
口コミ件数は500件以上、評価も4.5以上と高く「肝臓の数値が抑えられた」と言う声が多いです。
愛猫(タマちゃん)の肝臓が悪い時にもお世話になり、ALTの数値は正常値までしっかり戻りました。
実績があるメーカーですので、まずはロイヤルカナンから試してみることをおすすめします。
【予想外の結果に】ロイヤルカナンの猫用「肝臓サポート」をレビュー!ベッツソリューション(グレインフリー)
口コミ評価 | ★★★★☆(4.0以上) |
口コミ件数 | 100件くらい |
400g価格 | 約1,500円 |
1.5kg価格 | 約3,800円 |
ベッツソリューションからは、1種類の肝臓ケア(ドライフード)が販売されています。
聞き慣れないメーカーですが、イタリアでは有名らしく1963年からペットフードを製造する歴史の長いメーカーです。
「肝臓の調子が良くなった、食いつきが良い」などの声が目立ちますが、ロイヤルカナンに比べると口コミ件数がやや少なめ。
価格も少し高いため、食いつきが悪かった時の候補フードとして良いのかなと思いました。また、どうしてもグレインフリーにこだわりたいならベッツソリューションを選んでください。
【口コミまとめ】ベッツソリューションの猫用「肝臓サポート」ヒルズ
以前は「ヒルズ 猫用 l/d 肝臓ケア ドライ」を販売していましたが、メーカーに問い合わせたところ製造が中止していました。
ヒルズのカスタマーサポートに問い合わせたところ「今後の販売予定はない」とのことです。ただ、代替品として「k/d早期アシスト」を紹介されました↓
こちらは腎臓病の猫ちゃん向けフードなので、獣医さんと相談しながら食べさせるか決めた方がいいでしょう。
肝臓ケアのウェットフードはある?
現在、肝臓病に対応した療法食ウェットフードはどこからも販売されていません。
「猫 肝臓 ウェットフード」で検索するとメディムースというメーカーの商品が見つかりますが、こちらは総合栄養食ではなく栄養補助食となっています。
また科学的根拠を元に開発しているわけでもないため、どうしてもドライフードを食べない時の一時しのぎ的なものだと思ってください。それかカリカリと混ぜて食べさせるのに使うのが良いかと思います。
こちらがメディムースの肝臓ケアウェットフード↓
※口コミを調べても肝臓の数値が改善されたなどの声はありません。
【口コミ評判まとめ】メディムースの猫用ウェットフードを調べてみた。どうしてもウェットフードがいい場合
療法食を手掛けるロイヤルカナンとヒルズに、肝臓の悪い猫に合うウェットフードについて問い合わせてみました。
ヒルズからは、肝臓ケアフードの代替品として紹介している「腎臓ケアのk/d早期アシストウェットフード」を提案されました↓
こちらのウェットフードを食べさせて肝臓の数値が改善されるかは分かりませんが、どうしてもドライフードを食べないなら獣医さんと相談しながら与えてみてください。
ロイヤルカナンについては「肝臓疾患と言っても猫ちゃんによって対応するフードが異なる為、一概にこれとは言えません」とのことです。
まとめ
肝臓ケアに特化した療法食フードは、現在「ロイヤルカナン」と「ベッツソリューション」だけとなります。
ロイヤルカナンは口コミの評判も高く、愛猫の肝臓病も改善されたので個人的に1番おすすめです。
食いつきが悪かったら次にベッツソリューションを試したり、どうしてもドライフードを食べてくれないならヒルズの代替品(ウェットフード)を検討してみてください。
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