部屋の模様替えにともないお洒落なパソコンデスクを探してみると、どれも高くて予算オーバー。(5万とか無理)
ならばいっそのことDIYしてしまえと材料集めて作ったのがこちら↓
黒い鉄のアイアン(脚)が武骨でカッコよく、天板の木材とマッチしてめちゃくちゃお洒落にできました!
穴あけ作業が少~し難しかったけど、DIY初心者でも簡単に作れましたよ。
※掛かった材料費は13,122円(工具は別)
そんなパソコンデスクの作り方をまとめたので参考にしてみてください。
目次
パソコンデスクの作り方
【必要な材料】
材料 | サイズ | 価格 |
ラジアタパイン集成材 | 横120×奥行50×厚さ1.8cm | 3,545円 |
黒い鉄脚のアイアン | 幅43×奥行8.5×高さ67cm | 7,081円 |
六角穴付ボルト | M6x10(16個) | 916円 |
鬼目ナットD | M6×10(16個) | 1,580円 |
13,122円(合計) |
天板の集成材はホームセンター、それ以外はアマゾンで購入しました。
予算の関係で天板の厚みはやや薄めの1.8cm。反りなどを考えると2.5cmあった方がいいのだが、”曲がったら取り替える”という考えでこのサイズにしました。
※材料の詳細(サイズなど)については後半で説明します。
【工具について】
工具 | 必要度 | 価格 |
ドリルドライバー(アイリス) | 穴を開けるなら必要 | 5,473円 |
ドリルセット(穴あけの刃) | 穴を開けるなら必要 | 1,214円 |
紙やすり240番 | 磨くなら必要 | 436円(12枚入り) |
電動サンダー | 磨くのに便利 | 5,244円 |
木材に塗る塗料 | 汚れを防ぐ/撥水を高める | 1500円~ |
※どの工具が必要かは作業の工程を見ながら検討してください。
- ヤスリで磨く
- 塗料で天板をコーティング
- 天板に穴を開ける
- ナットとボルトで脚を固定
※ヤスリがけ、塗装、穴開けをしないならドライバーとタッピンねじだけでも作れますが、下穴を開けないので天板が割れるかもしれません。できれば下穴は開けた方がいいです。
では、作り方を説明していきます。
天板を240番の紙やすりで磨く
※絶対に必要ではないが、やっておいた方がいい作業。
ホームセンターで売られている安い木材だと細かな傷や汚れ・接着剤が付いている場合があります。
サンディングした方が表面が滑らかになり塗料を均一に塗れるので、240番の紙ヤスリで軽く研磨しました。
600番など細めの紙ヤスリを使うとツルツルになりすぎて塗料の染み込みが悪くなるので240番あたりがおすすめです。
ヤスリ掛けは木目に沿いながら行ってください。そうしないと木目を潰してしまい塗装時に傷が目立つことがあります。
研磨するのに「電動サンダー」があると超便利!
手動で行う何十倍も速く磨けるので今後もDIYやるなら絶対に買った方がいいですよ。大体5000円くらいで購入できます↓
※適当な大きさに切った紙やすりをサンダーに付けて使用します。
塗料(ワックス)を塗る
※絶対に必要ではないが、やっておいた方がいい作業。
木材をコーティングしておけば撥水性と汚れ防止効果が高まり、お手入れが簡単になります。コーヒーをこぼしてもシミになるのを防げる。
色々な種類の塗料(ワックス)がありますが、私は人やペットに安全な自然塗料(オスモカラー)を塗りました。
木の呼吸を妨げず半透明着色なので、木材の自然な雰囲気が出て良い感じになります。(ただし、お値段はちょっと高め)
安めのワックスなら「ワトコオイル」が人気です↓
木材のワックスは色々なカラー(半透明)があるので、自分色のデスクにするのもDIYの醍醐味!
私が使った塗料「オスモカラー」については別記事で紹介しているので、塗り方など参考にしてみてください。自然塗料の良さも紹介しています↓



天板に穴を開ける
※「ドライバー」と「タッピンねじ」だけで作る場合も下穴を開けた方がいいですが、なくても作ることは可能です。
まず天板の好きな位置にアイアン(脚)を設置し穴の中に印をつけます。
印をつけた真ん中らへんに小さいドリルで軽く穴を開けます。最初から大きいドリルを使うとズレやすいので、徐々に穴を大きくした方が失敗しにくいです。
私はこの後に大きいドリルを使ったのですが見事に位置がズレました。定めた所に穴を開けるのは難しいので、YouTubeを参考にしたり廃棄木材で練習してみてください。
こちらの動画が参考になります↓
穴を開ける際は貫通しないようテープで目印を付けておきます。
今回は厚さ1.8cmの天板なので「鬼目ナットD」と「六角ボルト」はM6×10を用意しました。
※「M6」とはネジの太さ・鬼目ナットの穴の大きさのことで「6mm」を表しています。(例)M5だと5mm
※「10」とはネジの長さ・鬼目ナットの穴の深さのことで「10mm」を表しています。(例)15だと15mm
天板の厚みが1.8cmなのでM6×10のボルトと鬼目ナットを買いましたが、ワッシャーとアイアン固定部分の厚みが4mあったので埋め込まれた長さはわずか6mmだけ…。これだと何かの拍子にもげるかもしれないので、M6×15くらいを買えばよかったなと後悔しています。
M6の鬼目ナットDを埋め込むため8.7~9mmのドリルで穴を開けます。最初8.5mmの刃を使ったのですがキツくて入らず、9mmにしたらピッタリおさまりました。
※他のDIYした時は9mmだと大きく、8.5mmでちょうど良くなりました。木材によっては9mmだと大きい事もあるようなので、まず8.5mmから試した方がいいかもしれません。
穴を開けたらボンドを少し入れておきます。
鬼目ナットを埋め込みボルトで脚を固定する
六角レンチに鬼目ナットDを固定し、くるくる回しながら埋め込みます。斜めにならないよう注意してください。
これで1/4が完了。初めてにしては結構うまく出来ました。鬼目ナットDの埋め込みは全然難しくありません。
アイアン(脚)に付属されていたワッシャーと購入した六角穴付きボルトで固定していきます。
残念なことに穴がズレて1つだけ付けることができませんでした。
私みたいにならないよう穴あけ作業は慎重に行ってください。
左右にアイアン(脚)を付けて完成。
1時間半くらい掛かりましたが結構面白かったです。(早い人なら30分くらいで出来ると思います)
パソコンデスクの完成
塗装で1日、組み立てに2時間でパソコンデスクが完成しました。
グラつきもなく安定しています。
ドライバーとネジだけで作る場合
タッピンねじ(先が尖っているタイプ)とドライバーだけで作ることもできますが、下穴を開けないと天板が割れるかもしれません。
できれば下穴を開けてからの方が安心です。
私が穴開けに使った道具はこちら↓
ドリルの刃は別売りです。沢山セットになっているのがお得。
タッピンねじを使う場合はM6サイズでOK。長さは天板に合わせて選んでください。
パソコンデスクをDIYしてみた感想
穴開け作業がやや難しかった
作るのは以外と簡単でしたが、決まった位置に穴を開けるのだけ少し難しかったです。DIY経験がないならサンプル木材で何度か練習することをおすすめします。
見た目は満点!安っぽさもなし
黒い鉄のアイアンは安っぽさもなく、木材とマッチしてお洒落に仕上がりました。
欲を言えばもう少し太い脚の方が良かったけど、予算オーバーなので今回はこれで満足しています。
天板の横幅は120cmで問題なし
イトーキの大きめの椅子(サリダYL7)もピッタリおさまり丁度いい感じです。物書きも余裕で出来る広さですが、140cmでも良かったかもしれません。
※パソコンデスクで推薦されている横幅は最低100cmと言われていますが、使ってみた感じ120cm以上はあった方がいいと思います。
奥行き50cmは少し狭かった
サイドに置く家具に合わせたので仕方ないのですが、奥行き50cmだと足を伸ばすと壁にあたり少し窮屈です。
パソコンデスクで推薦されている奥行が60~70cmなので、スペース的に問題ないなら60cm以上をおすすめします。
もう少し重量があれば良かった
DIYしたパソコンデスクは約10kgと軽く、下からぶつかるとガタっとグラつきます。
天板の厚みも1.8cmしかないですし脚も4.2kgと軽いのでしかたないのですが、もう少し重い方がよかったなと思いました。
購入した材料の紹介
集成材(天板)
「集成材」はバラバラの木材を接着して繋ぎ合わせているため、強度があり反りが出にくいのが特徴です。(価格も無垢材に比べ安い)
私はホームセンターで120×50×1.8cmの集成材を3,545円で購入しましたが、PCデスクを作るなら「横幅120cm以上」「奥行60cm以上」「厚さ2.5cm」をおすすめします。
これくらいのサイズだと10,000円くらいしますが、奥行きがあった方が足も快適に伸ばせるし、2.5cmの厚みがあれば反ってしまう心配もありません。
エイ・アイ・エス(AIS) の黒い鉄脚
※写真はホワイトですがブラックもあります。
黒い鉄のアイアン(脚)で安めの物を探しているなら「エイ・アイ・エス」がおすすめです。他メーカーだと2万近くするのが、約7000円で購入できます。
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見た目はマットな質感で武骨なデザイン。中が空洞で鉄クズが入っていましたが、穴から取り除くことができます。
付属品は、M6×17のボルト、ワッシャー、六角レンチ。
脚の下には丸いアジャスターが付いていて、1cmくらいの高さ調整ができます。
サイズ、形が色々あるので間違わず購入してください。
鬼目ナットとボルト
アイアン(脚)にM6×17のボルトが付属しているので、天板の厚みが2cm以上ならボルトの購入は不要です。
鬼目ナットは別途購入してください。
- 天板の厚み1.8cmならM6×15
- 天板の厚み2.0cmならM6×17
- 天板の厚み2.5cm以上ならM6×20
アイアン固定部分の厚みが3mm・ワッシャーが1mmあるので、上記くらいの長さを買えばいいでしょう。
鬼目ナットは「Dタイプ」が良いかと思います。他の種類を使ったことがないので分かりませんが、購入した「Dタイプ」は埋め込みも簡単でした。
※鬼目ナットの種類についてはこちら(外部サイト)
まとめ
自分でDIYしたこともあり、仕事する際に必要以上に触ってしまうほど気に入っています。
天板を大きくしたり工具を揃えたりすると3万前後かかりますが、それでも同じレベルのPCデスクの半額くらいまで抑えられるのでコスパは良いですよ。
私みたいに最初はホームセンターで売っている安い木材から試し、使い勝手を見てから天板を買い直すのもいいと思います。
作るのもそれほど難しくないので、ぜひチャレンジしてみてください。