SNSで話題になってる日本製の被毛除去ブラシ「ピロコーム」
なんでも「ごっそり取れてすごく良い」と評判なので、試してみることにしました。
抜け毛はしっかり除去できるのか?使い勝手や特徴など、詳しくレビューしたいと思います。
目次
ピロコームの詳細
ピロコームは、以下3つの特徴を持つ被毛除去ブラシです。
- ペットの被毛を傷めにくい
- 抜け毛(死毛)だけしっかり取れる
- くし歯が柔らかく肌を傷めにくい
シリコンブラシやファーミネーターなどは、生きている毛まで取り過ぎることもありますが、ピロコームは抜け毛(死毛)だけ除去し、肌とキューティクルを傷めないよう作られています。
また、材料は国内で調達し生産。(異物や環境ホルモン・アレルギー物質などが混入しないようにしている)
独特な持ち手は、T字タイプより楽に使える設計にしているそうです。
ビックリしたのはピロコームの重さ!わずか49gとめちゃくちゃ軽い。
ちなみに私のスマホ(ギャラクシーA30)と比べると1/5以下。持った瞬間「かるっ!」って声が出ちゃいました。
特徴的なのがクシ歯の柔らかさ。
これは肌を傷めないよう設計されており、腰骨や関節などの固い部分にも柔らかく接します。
くし歯の先端も丸くなっているので、皮膚に当てても痛くありません。(自分の肌に当てて試してみました)
素材はプラスチックですが、耐久性があり長寿命とのこと。
※回転ドラムに羊毛を取り付け、15万回転の耐久テストをしてもクシ歯は折れません。
種類について
ピロコームの種類は全部で3つ↓
種類 | 対応品種 |
やわらかめ(E1) | 短毛種の猫・小型犬・うさぎ用 |
かため(E2) | 短毛種の中型犬・大型犬用 |
ながめ(E3) | 長毛種の猫・犬 |
毛質や太さ・体格によってクシの固さや長さを変えています。
短毛の猫なら「E1のやわらかめ」、長毛なら「E3のながめ」を選べばOK!
※後で詳しく紹介しますが、「E1のやわらかめ」でも長毛猫ちゃんの抜け毛が除去できます。
使い方
使い方は毛の流れに沿って撫でるだけです。力を入れ過ぎると猫ちゃんも痛いので、ほどほどの力加減で!
よく分からなければ、公式サイトの動画をご覧ください↓
ピロコームをレビュー!抜け毛はどれだけ取れるのか?
では、これよりタマちゃんの毛刈りを開始したいと思います。
指がフィットして握りやすいですが、一方方向にしか使えないので猫が動くと少し使いずらい。
あご下をやろうと思ったらガブリされた。
ちなみに、ピロコームのクシ歯は猫の歯よりも柔らかく、ガブガブされると潰れるそうなので注意してください。
特に嫌がる様子もなく、ブラッシング中は気持ちよさそうでした。
背骨などに当たってもクシ歯がしなやかに曲がるので、不快な感じも少ないみたいです。
では、肝心の抜け毛はどれだけ取れているのか?
すごくとは言えないけど、まあまあ抜け毛が取れました。
使っていて思ったのが、毛の引っ掛かりを感じる部分はよく取れます。(抜け毛が溜まっていたのだと思う)
サラッと進んでしまうとあまり取れないので、ちゃんと死毛(抜け毛)だけ取り除いているみたいです。
ただ、このままじゃ検証不足なので、知り合いの猫ちゃん達にも協力してもらいました。
まずは、私が虫捕り網で捕まえたミーちゃんから。知り合い家で自称ボスをやっている、1番ケンカが弱い短毛のオス猫(6歳前後)です。
最近ブラッシングをしていないとの事で、数回なでただけでご覧の通り。
背中しか使っていないのにモサモサ取れて、友人と一緒に「ピロコーム凄い」ってなりました。
次は8ヶ月の子猫(チャペ君オス)に使ってみました。(短毛です)
若いから抜け毛がないかと思いきや、そんなことはなく結構取れました。
次はメインクーンとラグドールのMIXちくわ君に使ってみます。(9か月のオス猫で長毛)
長毛だけあって、みるみるうちに毛が取れてく…。
短毛より短時間でたくさん取れました。
長毛は毎日ブラッシングした方がいいと言われるだけあり、毛の量が凄いですね。
普段から抜け毛が少ない高齢猫ちゃん(年齢不明)は、あまり取れませんでした。
この子は本当に抜け毛が少ないので不思議です。
後日、もう一度ブラッシングしたらタマちゃんの毛もゴッソリ取れました。
前日にブラッシングしているとあまり取れず、少し間を置くと結構取れます。死に毛だけしっかり取れている証拠だなと思いました。
結論:いい感じに抜け毛が取れる!
ピロコームの実力は評判通りで、死毛だけしっかり取れている感じがします。
長毛猫に短毛向けの「E1のやわらかめ」を使ってもゴッソリいけたので、これ1つあれば多頭飼いでも問題なさそうです。
あと、ブラッシング中は気持ちよさそうにしていました。クシ歯の先端がやや細いので心配でしたが、全然痛がる様子もなかったです。
そして、抜け毛がほとんど飛び散らないのもいいですね。これなら部屋の中でも気兼ねなくブラッシングできます。
スリッカーと比較
アマゾンで大人気のスリッカーブラシとピロコームを比較してみました。
抜け毛の取れやすさについては、ピロコームの方が良いですね。ただ、スリッカーの方が面積が広いので、取れる量に大差はないです。
ブラッシング中の気持ちよさについては、スリッカーの勝利。あと、仕上がりのフアフア感も、スリッカーの方が少し良いですね。
毛の飛び散り具合については若干スリッカーの勝利。ただ、ピロコームも飛び散りにくいです。

シリコンペットブラシ(グローブ)と比較
こちらのシリコングローブもアマゾンで大人気のブラシです。
抜け毛の除去については、シリコングローブの方が上でした。被毛除去ブラシの中で最強と言えるくらい良く取れます。
ただ、生きている毛まで取る可能性があり、程々に使わなければなりません。
あと、長毛にはシリコングローブは合わない事が多いので、ピロコームやスリッカー・ファーミネーターなどを使った方がいいでしょう。
毛並みのフアフア感はピロコームの方が若干良いかなという感じで、抜け毛の飛び散りにくさはピロコームが圧勝でした。

ピロコームの販売店と値段
一部のペットショップと大手通販サイト(楽天・アマゾン・ヤフー)で購入できます。
ペットショップの販売価格は分かりませんが、大手通販サイトは定価より安いです↓
種類 | 定価 | 大手通販サイト |
やわらかめ(E1) | 2,750円 | 2,000円前後 |
かため(E2) | 3,080円 | |
ながめ(E3) | 3,410円 |
どのサイトも大差ないですが、楽天とヤフーが最安値でした。(アマゾンだと数十円高い)
まとめ
ピロコームを使った感想をまとめると
- 抜け毛(死毛)だけしっかり取ることが出来た
- 使っている間は猫も気持ちよさそう(痛がる感じもない)
- 抜け毛が飛び散りにくいので部屋の中でも使える
- 短毛種用を買えば長毛にも対応できる
素材も安全な物を使っているので、猫ちゃんに優しいブラシを探しているなら、ピロコームはおすすめです。
デメリットについては、値段がやや高い点くらいかなと。その代わり、耐久性があるので長く使えると思います。
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