三毛猫のオスは高いと聞いたことある方も多いと思います。
ネットで調べると2000万で売れたなどの情報も出回ってますが、果たして本当なのか調べてみました。
他にも、オスの三毛猫が売れる場所、購入できる所なども含め詳しく紹介いたします。
目次
そもそも三毛猫とは?
一般的に三毛猫と言われるのは白・茶色・黒の3色の組み合わせのネコを指します↓
他には白・茶色・こげ茶のものを「キジ三毛」、縞模様との混合の配色を「稿三毛」と分けて呼ぶこともあります。
オスの三毛猫はなぜ高い?
オスの三毛猫が高い理由は、ほとんど生まれてこないからです。
三毛猫のほとんどがメス(雌)となり、オスの出生率はなんと3万匹に1匹の確率となっています。
また、オスの三毛猫の中でも繁殖能力があるかないかでも希少性が変わってきます。
繁殖能力がないオスの三毛猫はクラインフェルター症候群と呼ばれる染色体の異常によって生まれるのですが、出生率は先ほどお話した3万匹に1匹の確率です。
次に繁殖能力を持つオスの三毛猫はほとんど発見されておらず、日本では2001年に確認された1匹だけとなります。
繁殖能力を持つ超希少なオスの三毛猫動画
繁殖能力を持つオスの三毛猫は、もしかしたらあなたも見たことがあるかもしれません。
なぜならドラマ&映画の『ねこタクシー』に出演した「みーすけ」が繁殖能力を持つオスの三毛猫だからです。
繁殖能力を持つオスの三毛猫「みーすけ」↓
「みーすけ」は2008年に「YKK-AP」のCMに出演後、『ALWAYS 三丁目の夕日』や『なくもんか』など数多くの映画に出演しています。
2008年の「YKK-AP」のCMはこちら↓
ちなみに「みーすけ」は野良猫出身です。
オスの三毛猫でも珍しいのに繁殖能力がある子を拾うなんて飼い主さんは中々の運の持ち主ですね。
では、気になるオスの三毛猫はいくらで売れるのか?
2000万で売れると言うのは本当なのかについてお話いたします。
オスの三毛猫がオークションで2000万で売れるのは本当?
これは都市伝説で実際に売れたという記録は残っていません。
海外のオークションで血統書付きの三毛猫が2000万で売れたという噂もありますが、参考元などの記録がないので本当なのかは不明です。
じゃあ三毛猫のオスは一体いくらで売れるのか?
高級猫専門ショップ・キティダイヤモンドのアドバイザーである杉田郁子さんの回答がこちら↓
確かに三毛猫のオスは希少です。ただ日本猫は血統書付登録がなされていないので、取引価格は0円。街で見かける日本猫と同じです
出典:週刊ポスト
残念ながら三毛猫のオスを売ろうとしても実質は0円。
また、繁殖能力がないオスの三毛猫は比較的短命なことから、仮に販売されても高値は付かないそうです。
「じゃあ繁殖機能があるオスの三毛猫だった場合は売れるのか?」
これについては買い手がいれば高値で売れる可能性はあります。
まず、販売経路の1つとしてペット市場のオークションがありますが、こちらはブリーダーやペットショップなどの専門業者しか参加出来ません。
なのでブリーダーやペットショップに相談してオークションに出してもらうことになります。
あとはペットショップで売ってもらうという方法もありますが、ヤフー知恵袋でオスの三毛猫をショップに持っていったら断られたという人がいました↓
三毛猫のオスが最近産まれました。高値で売ろうと思い、ショップに行って聞いてみたのですが、そうゆいのはしていないと言われました。
出典:ヤフー知恵袋
この方が飼っているオスの三毛猫の繁殖機能があるのかは分かりませんが、ペットショップに持って行っても望みは薄いかもしれませんね。
ただ、販売してくれるところがあるかもしれないので、地道に探してみるのも1つの方法です。
オスの三毛猫が販売されている所はある?
ペットショップでオスの三毛猫が販売されていたので詳細を載せておきます。
過去にメイクイーンのオスの三毛猫を3000万で販売していたペットショップ「ワンラブ」を見たら、1匹だけオスの三毛猫が売られていました↓
こちらのネコちゃんはエキゾチックの三毛猫(オス)で価格は何と150万円。
他にもちょっと前までメイクイーンの三毛猫(オス)が売っていましたが、現在は飼い主が見つかり販売終了となってました。
ペットショップ「ワンラブ」でオスの三毛猫が販売されている場合は、こちらから確認可能です↓
※売り切れの場合あり
オスの三毛猫をもらうことも可能
ペットショップではなく里親募集サイトを見るとオスの三毛猫が掲載されていることがあります。
「ペットのおうち」という里親募集サイトを見ると、1年に1匹~2匹の割合で三毛猫のオスが掲載されていました。
ワクチンや避妊手術代といったお金はかかりますが、ペットショップで買うよりは安いです。
オスの三毛猫は幸運をもたらしてくれる!
三毛猫のオスは昔から縁起が良いとされていて、船に乗せると船が遭難しないという言い伝えがあることから江戸時代には高値で取引されていたとも言われています。
また、幸運を呼ぶ招き猫も三毛猫のオスがモデルです。
オスの三毛猫を高値で売ろうとするよりも、もしかしたら飼っていれば宝くじが当たるなんてことがあるかもしれません。
ちなみに「ねこタクシー」で三毛猫のオス(みーすけ)と共演したカンニングの竹山さんは、「昨年9月くらいに出会ってから、びっくりするくらい馬券が当たった。まさに“福猫”ですね」と話しています。
まとめ
三毛猫のオスが2000万で売れたというお話は都市伝説の可能性が高いということが分かりました。
三毛のオスを拾ったり生まれたからといって高値で売ろうと考えても血統書がなければ0円です。
高値で売ることなど考えず、そのまま飼って福を招いてもらった方が個人的には良いかと思います。
タマ編集長