猫ちゃんの名前を花や植物から名付けたいなら、花言葉・花暦・誕生花からネーミングするのがおすすめです。
猫ちゃんの生まれた月、生まれた日、お好きな花言葉など、名前に意味を持たせるのにピッタリなのでぜひ参考にしてください。
花の名前を猫につけるなら
花暦を参考にしてみる
花暦(はなごよみ)は、月ごとに咲く特徴的な花を記したものです。縁起のよい花や植物ばかりなので、猫ちゃんが生まれた月の花暦を名付けてはどうでしょうか?
起源は中国で、花の開花時期を農作業の目安としていたと言われています。
植物の開花時期は地域によって異なるため花暦にあげる花も様々ですが、今回は花札にも使われている代表的な花の名前をまとめました。
紹介する花暦は江戸時代に考えられたものです。現在では季節に1ヶ月ほどのズレがあるため、同じ月でも花の名前に少し違いがあります。そちらも合わせて紹介するので参考にどうぞ。
1月:松(まつ)
松の花言葉は「不老長寿」「永遠の若さ」
猫ちゃんに長生きしてほしいなどの願いを込め、「まつ」や「まっちゃん」なんて名前はどうでしょうか?
現在1月の花暦は「梅(うめ)」や「福寿草(ふくじゅそう)」となります。
2月:梅(うめ)
梅の花言葉は「不屈の精神」「高潔」
日本を象徴する美しい花ですのでメス猫なら「うめ」や「うーちゃん」、花言葉から名付けるなら「神(かみ・しん)君」や「高(こう)君」なんてどうでしょうか?
現在2月の花暦は「椿(つばき)」や「水仙(すいせん)」となります。
3月:桜(さくら)
桜の花言葉は「精神の美」「優雅な女性」
「さくらちゃん」とそのまま名付けてもいいですし、オス猫なら「おうくん」なんてのもおすすめです。花言葉から名付けるなら「神」「美」「優」「雅」をもとに考えてはどうでしょうか?
現在3月の花暦は「桃(もも)」や「菜の花(なのはな)」となります。
4月:藤(ふじ)
藤の花言葉は「優しさ」「歓迎」
藤(ふじ・とう)から名付けてもいいですし、優(ゆう・まさる)、歓(かん・くわん)、迎(ごう・ぎょう・がう)なんてのも面白いです。
現在4月の花暦は「桜(さくら)」や「チューリップ」となります。
5月:菖蒲(あやめ)
菖蒲の花言葉は「良い便り」「メッセージ」
上品な雰囲気の花ですが、実は全草に毒成分が含まれています。猫は可愛いけど牙や爪など危険な部分がある点がなんだか似ていますね。
「あやめ」「あや」なんてネーミング以外だと、良(りょう)、菖(しょう)、蒲(はく・ばく・かば・むしろ)なんて名前も面白いです。
現在5月の花暦は「藤(ふじ)」や「カーネーション」となります。
6月:牡丹(ぼたん)
牡丹の花言葉は「風格」「高貴」
牡丹は昔から「百花の王」と称され、「人見知り」という花言葉もあることから猫ちゃんにピッタリなお花です。
牡丹(ぼたん・ぼた)、丹(たん・あか)、花言葉から名付けるなら風(ふう・かぜ)、高(たか・こう)、「百花の王」から名付けるならそのまま「ひゃっか」「おう」なんてネーミングも面白いですね。
現在6月の花暦は「紫陽花(あじさい)」や「花菖蒲(はなしょうぶ)」となります。
7月:萩(はぎ)
萩の花言葉は「思案」「柔軟な精神」
萩の控え目な美しさ、少し寂しげな風情が花言葉の由来だそうです。
「はぎ」とそのまま名付けてもいいですが、「しょう」「しゅう」なんて読み方もあります。
ただ、萩(はぎ)だと秋っぽいので、現在の花言葉「百合(ゆり)」から名付けるのもいいでしょう。
現在7月の花暦は「山梔子(くちなし)」や「百合(ゆり)」となります。
8月:薄(すすき)
薄の花言葉は「活力」「生命力」
薄は痩せ地でもよく育つ生命力の高い植物です。すくすくと立っている木であることから名付けられたそうなので、スクスクと育つをかけて「すすき」という名前にするのもいいでしょう!
花言葉から名付けるなら、活(かつ)、力(ちから・りき)、生(せい)もいいですし、兄弟なら生命(せい・めい)や活力(かつ・りき)の花言葉からセットに考えるのも面白いです。
現在8月の花暦は「百日紅(さるすべり)」や「朝顔(あさがお)」となります。
9月:菊(きく)
菊の花言葉は「高貴」「高尚」
古くから愛され親しまれてきた菊は、皇室の紋にも使われている日本を象徴する花のひとつです。
菊(きく)以外の読み方がないため、中の「米」という漢字から「こめちゃん」なんて名付けるのもありだと思います。
現在9月の花暦は「萩(はぎ)」や「彼岸花(ひがんばな)」となります。
10月:紅葉(もみじ)
紅葉の花言葉は「大切な思い出」と「美しい変化」
色鮮やかに染まる紅葉と、美しい景色が花言葉の由来だそうです。
そのまま「もみじ」と名付けてもいいですし、「こうよう」と変わったネームにしても面白いと思います。
現在10月の花暦は「木犀(もくせい)」や「秋桜(コスモス)」となります。
11月:柳(やなぎ)
柳の花言葉は「従順」と「自由」
「自由」なんて猫ちゃんにピッタリな言葉ですね。
オス猫に名付けるなら柳(りゅう)なんてカッコいいと思います!
現在11月の花暦は「山茶花(さざんか)」や「菊(きく)」となります。
12月:桐(きり)
桐の花言葉は「高尚(こうしょう)」
中国神話の霊鳥である鳳凰(ほうおう)はキリの木にだけ止まるとされていることから、神聖な木としてみなされています。
桐は「とう」とも読むので変わった名前を付けたいなら「とうちゃん」なんてのも面白いです。あとは「ほうおう」と名付けるのも乙ですね。
現在12月の花暦は「枇杷(びわ)」や「石蕗(つわぶき)」となります。
花暦は中国「清の時代」に作られたものですが、19世紀のイギリスにも花暦(農業暦)がありました。それぞれの花暦も載せておくのでよかったら参考にしてください。
中国の花暦 | イギリスの花暦 | |
1月 | ウメ | スノードロップ |
2月 | モモ | サクラソウ |
3月 | ボタン | スミレ |
4月 | サクラ | デージー |
5月 | モクレン | サンザシ |
6月 | ザクロ | スイカズラ |
7月 | スイレン | スイレン |
8月 | ナシ | ケシ |
9月 | アオイ | アサガオ |
10月 | キク | ホップ |
11月 | クチナシ | キク |
12月 | ケシ | セイヨウヒイラギ |
誕生花を参考にしてみる
誕生花(たんじょうばな)とは、1月1日~12月31日までそれぞれの日に付けられた花のことです。
例えば1月1日ならフクジュソウ(花言葉:幸せを招く)なので、猫ちゃんに「フク」と名付けるのもいいでしょう。
誕生花ができたのは地域によってさまざまな説があるのですが、神秘的で美しい伝承として伝わっているのがギリシャ・ローマの由来です。
「花や木々は神秘的な力を秘めており、神からのメッセージをその身に宿す」と信じていたそうです。
そうした点から「1月に咲く花には神からのメッセージが込められているのではないか」という思想が誕生花のきっかけのひとつとして考えられています。
基本的にはその季節に咲く花が日ごとに付けられていますが、地域が違えば咲く花も異なるためサイトや書籍によって誕生花が違います。
なので、その季節に咲く好きな花を選べばいいでしょう。
人気の花言葉から猫の名をつけてみる
植物の実や花などに与えられた象徴的な意味をもつ花言葉(はなことば)。17世紀頃のトルコで発祥したと言われており、「花に想いを託して相手に贈るという風習」があったそうです。
人気の花言葉をいくつか紹介するので、気になったものがあれば名付けてみてください。
花の名前 | 花言葉 | 時期 |
桜(さくら) | 心の美しさ | 3月~4月 |
アネモネ | 期待 | 3月~4月 |
ラナンキュラス | 純潔 | 3月~4月 |
チューリップ | 永遠の愛 | 3月~5月 |
勿忘草(わすれなぐさ) | 誠の愛 | 3月~6月 |
クローバー | 幸運 | 3月~8月 |
胡蝶蘭(こちょうらん) | 純粋 | 4月~5月 |
ジャスミン | 愛嬌 | 4月~5月 |
ハナミズキ | 華やかな恋 | 4月~5月 |
カーネーション | 母への愛 | 4月~6月 |
ハイビスカス | 繊細な美 | 5月~10月 |
薔薇(ばら) | 愛情 | 5月~6月 |
紫陽花(あじさい) | 移り気 | 5月~7月 |
トルコキキョウ | 優美 | 5月~9月 |
カスミソウ | 幸福 | 5月~7月 |
ラベンダー | 幸せが来る | 6月~7月 |
百合(ゆり) | 純潔 | 6月~8月 |
蓮(はす) | 清らかな心 | 6月~8月 |
桔梗(ききょう) | やさしい愛情 | 6月~9月 |
ダリア | 華麗 | 7月~10月 |
コスモス | 乙女の心 | 7月~11月 |
リンドウ | 正義感 | 8月~11月 |
金木犀(きんもくせい) | 気高い | 9月~10月 |
牡丹(ぼたん) | 富貴 | 9月~10月 |
椿(つばき) | 完全な愛 | 9月~4月 |
シクラメン | 恥ずかしがり屋 | 10月~3月 |
パンジー | もの思い | 10月~5月 |
ポインセチア | 祝福する | 11月~1月 |
スイセン | 神秘 | 11月~4月 |
マーガレット | 真実の愛・友情 | 11月~5月 |
まとめ
花の種類は約20万種類、その中でも今回は人気の花をメインに紹介しました。
猫ちゃんの名前に意味を持たせたいなら、花言葉や花暦・誕生花から選んでみてはどうでしょうか?
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