猫の抜け毛がよく取れると話題の「ファーミネーター」
以前、似たようなブラシを使ったら全然取れなかったので「ファーミネーターも大したことないだろう」と思っていたのですが、そんなことは1mmもなかった。
怖いくらい抜け毛が取れます!マジでビックリするくらい…。
口コミに「抜け毛が取れすぎるから使うのやめました」なんて声があるのも頷けるレベルでヤバイ。
使い方を間違えるとハゲたり怪我の原因にもなりますが、抜け毛が多かったり毛玉の吐き戻しが酷い猫ちゃんには良いなと思いました。
そんなファーミネーターを短毛と長毛の猫ちゃんに使ってみたので、どんな感じなのか詳しくレビューしたいと思います。
他にも、ファーミネーターの詳細、正しい使い方、種類やサイズの選び方、新型と旧型の違い、口コミで多かった声などまとめたので参考にしてみてください。
目次
ファーミネーターとは?
ファーミネーターは、アメリカのトリマー夫妻が開発した抜け毛ブラシのブランド名です。
※最初、T字タイプに刃が付いたブラシの名称かと思ったのですが違いました。
不要なアンダーコート(抜け毛)だけを除去することに特化しており、2012年から2018年の間に累計約50万本も売り上げるほど人気があります!
抜け毛の除去率は約90%、人間工学に基づいて設計された特殊なグリップ、米国技術特許取得のステンレス歯、歯に付いた毛をワンプッシュで除去できるボタンが特徴です。
また、ステンレスの歯が肌に食い込むのを防ぐ「エッジガード」が付いています。
その他の詳細 | |
素材(新型) | ステンレス、スチール、ABS、TPR |
素材(旧型) | ステンレス、炭素胴、ABS、TPR |
原産国 | 中国 |
正規輸入会社 | スペクトラム ブランズ ジャパン株式会社 |
何歳から使える | 生後9ヶ月頃からを推薦 |
※安全なペット用品として「日本ペット用品工業会」の基準もクリアしています。
種類やサイズ
猫用のファーミネーターは全部で4種類。(犬用や小動物用もある)
種類とサイズ | 対象(毛の長さ&体重) |
小型猫 Sサイズ 短毛種用 | 5cm未満 / 約4.5kg未満 |
小型猫 Sサイズ 長毛種用 | 5cm以上 / 約4.5kg未満 |
中/大型猫 Lサイズ 短毛種用 | 5cm未満 / 約4.5kg以上 |
中/大型猫 Lサイズ 長毛種用 | 5cm以上 / 約4.5kg以上 |
SとLでは、歯の幅が違います↓
短毛種用と長毛種用では、歯の長さが異なります↓
また、ファーミネーターのボディカラーは、赤やオレンジ、緑など色分けされており、猫用は水色やムラサキとなります。
※新型と旧型でカラーが異なる↓
小型猫 Sサイズ 短毛種用 |
小型猫 Sサイズ 長毛種用 |
中/大型猫 Lサイズ 短毛種用 |
中/大型猫 Lサイズ 長毛種用 |
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新型 | ||||
旧型 |
新型と旧型の違い
- エッジガード部分の変更
- 保証書が付くようになった
機能や歯の形状は、ほとんど変わりません。おそらく偽物が流通しているのでデザインを変えたのだと思います。
大きな変更点は、エッジガード部分がより肌に優しい設計になったくらいです↓
あと、新型の方は1年間の保証書が付いています。正常な使用状態で破損した場合、無料で新品に交換してくれます。
【レビュー】短毛と長毛の猫に使ってみた!
我が家のタマと知り合いの猫ちゃん達にファーミネーターを使ってみました。
※短毛には短毛種用Sサイズ、長毛には長毛種用のLサイズを使用しています。
良い点だけでなく、悪い点も書いたので参考にどうぞ。
抜け毛が取れすぎてヤバイ
タマちゃん(短毛)に軽く使っただけで、抜け毛がゴッソリ取れました。
力を入れなくてもモリモリ取れて、ちょっと怖いなと言うレベルで取れます。
知り合い家のミーちゃん(短毛)もご覧の通りゴッソリ!
この子は抜け毛が多いので、すごい勢いで取れました。
長毛(チクワ)の抜け毛も凄く取れます。
尻尾なんて一回り小さくなったので、友人と「これはヤバイね」と心配になりました。
短毛の猫ちゃんに長毛用ブラシを使ってもすんなり取れます。逆も同じで、長毛の猫ちゃんに短毛用ブラシを使ってもしっかり取れました。
多頭飼いしているなら長毛用で対応すればいいと思います。(個人的に長毛用の方がよく取れました)
あと、SとLサイズに分かれていますが、こちらはLがおすすめです。体重3kgくらいの猫ちゃんでもLで問題なく使えますし、幅が広いと早く抜け毛が取れて楽でした。
ファーミネーターは短毛でも長毛でも本当によく取れます。
ただ、毛がもつれていると引きちぎっている感もある(ジジジと音もする)ので、ゆっくり動かした方がいいと思いました。
やってもやってもキリがなく取れるので、程々にしないと肌を傷めたり剥げたりしそうです。
歯に毛が絡みつきにくく、ブラッシング中は抜け毛が飛び散りやすかったです。
部屋の中で使えなくもないけど、外やお風呂場で使った方がいいかなと思いました。
毛を引っ張りやすいので痛がることも
長毛だと毛を引っ張ってしまい、痛がることが多かったです。
特に尻尾の毛が絡まりやすかったので、先に梳かしてやらないとダメでした。無理にやると毛をむしり取る感じになるので注意してください。
※短毛の場合は、引っ掛かる感じもなくスムーズです。
あと、ステンレスの歯が硬いため、背骨などゴツゴツした部分に当たると嫌がっていました。
他のブラシならもっと早く動かせますが、ファーミネーターはゆっくり使った方が良さそうです。
使い勝手は良い
後ろのボタンを押すだけで簡単に抜け毛の掃除ができるのは良いですね。
人間工学に基づいている事だけあり、グリップはとても握りやすいです。
他のブラシと比較してみた!
アマゾンで大人気のスリッカーやブラッシング手袋、ピロコームとファーミネーターを比べてみました。
スリッカーvsファーミネーター
抜け毛の取れやすさは断トツでファーミネーターの勝利!使い勝手はどちらも変わりませんでした。
スリッカーが勝っている点は、抜け毛の飛び散りにくさ、ブラッシングの引っ掛かりにくさとなります。
そのため、スリッカーの方が痛がりにくく、猫ちゃんも気持ちよさそうにブラッシングさせてくれました。
抜け毛を沢山取りたいならファーミネーターをおすすめしますが、毛を梳かす道具としてスリッカーも持っておくのはおすすめです。
猫にスリッカーブラシを使うなら絶対コレがおすすめ!痛くないし使いやすい!ブラッシング手袋vsファーミネーター
抜け毛の取れやすさはファーミネーターの方がやや上だと思います。
使い勝手についてはブラッシング手袋の勝利。どの角度からでも撫でながらブラッシングできるのが、とても使いやすいです。
抜け毛の飛び散り具合はどちらも変わらず、コスパについてはブラッシング手袋が圧倒的に安いのでおすすめです。
※ブラッシング手袋は長毛に向かない場合があります。知り合いの長毛猫は、全然抜け毛が取れませんでした。短毛の場合はしっかり取ることができるのでおすすめです。
ブラッシング手袋で猫の毛がごっそり取れたレポ!デメリットも書いたよ。ピロコームvsファーミネーター
抜け毛の取りやすさは、ファーミネーターの圧勝です。使い勝手については、どちらも変わらずといったところ。
ピロコームの勝っている点は、生きている毛を取らず死毛だけしっかり取れる点です。また、背骨などの凹凸部分にもやさしく接する設計なので、猫も痛がらずにブラッシングさせてくれます。
扱いが簡単な方が良い(不要な毛を取り過ぎたくない)なら、ピロコームの方がいいかもしれません。
「ピロコーム」でゴッソリ?猫の抜け毛がよく取れると評判だから使ってみた!皆の口コミをまとめてみた
ファーミネーターのレビューを見ると、やはり「抜け毛が凄く取れる」と言う声が圧倒的に多いです。
あとは、抜け毛が飛び散りやすい、すごく取れるからブラッシングの頻度を少なくした、なんて声も目立っていました。
中にはやり過ぎて薄くなったと言う声もあるので、使用頻度は週1くらいに抑えた方がいいかもしれません。
ブラッシングを嫌がると言う声は少なかったですが、毛が引っ掛かりやすいので注意してください。(引っ張ると猫ちゃんも痛いので嫌がります)
口コミ評価が高いのも頷けるほど、ファーミネーターは抜け毛がよく取れます。使い方さえ間違わなければ、かなりおすすめです。
正しい使い方について
- 毛玉やもつれがある場合は先に除去しておく
- コームやスリッカーで毛を梳かしておくと引っ掛かりにくい
- 歯の角度は肌に対して90℃にする
- 毛の流れに沿ってブラッシングする
- 力を入れるのはNG(痛かったりケガの原因になる)
歯を斜めにした方が抜け毛は取れますが、90℃の角度で使ってくださいと公式サイトに書いてありました。
あと、長毛の場合は先に梳かした方が毛の引っ掛かりが少なくなります。
かなり抜け毛が取れるため、使用頻度は1週間に1回くらいでいいそうです。
トリマー中央委員会の担当理事さんが使い方の動画をあげているので、こちらも参考にしてください↓
ファーミネーター公式サイトにも使い方が載っています!
値段や販売店について
ファーミネーターは、大手通販サイトやペットショップで販売しています。
定価については分からず、価格はお店によってバラバラでした。
ただ、近所のペットショップは値段が高かったので、安く手に入れるなら通販サイトがおすすめです。
通販サイト別に最安値を調べたので参考どうぞ↓
小型猫 Sサイズ 短毛種用 |
小型猫 Sサイズ 長毛種用 |
中/大型猫 Lサイズ 短毛種用 |
中/大型猫 Lサイズ 長毛種用 |
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楽天 | 3,217円 | 3,249円 | 3,898円 | 3,715円 |
アマゾン | 3,381円 | 3,266円 | 3,964円 | 3,959円 |
ヤフー | 3,380円 | 3,380円 | 4,182円 | 3,958円 |
ヨドバシカメラ | 3,950円 | 4,070円 | 4,360円 | 4,350円 |
ビックカメラ | 3,950円 | 4,070円 | 4,810円 | 5,540円 |
近所のペットショップ | 6,028円 | 6,028円 | 7,678円 | 7,678円 |
※記事作成時に調べた価格なので変動している可能性があります。
ちなみに私は、楽天24と言うショップで購入しました。(まとめ買いするとクーポンが使えて安かったため)
商品写真は旧型でしたが、2つ購入したところ1つは新型が届きました。ショップによっては画像の差し替えがされていない事もあるようです。
ファーミネーターは偽物も出回っているようなので、購入する際は返品できるか確認しておきましょう。偽物と本物の見分け方は、こちらの記事で紹介しています↓
ファーミネーター偽物の見分け方と正規品を買う方法!類似品とも比較してみた。まとめ:メリットとデメリット
- 抜け毛がかなり取れる
- ブラシに付いた抜け毛の掃除が楽
- 取り過ぎることもあるので注意
- ブラッシング中に抜け毛が飛びやすい
- 他のブラシに比べ毛が引っ掛かりやすい
抜け毛取りブラシの中でNo1とも言える程よく取れるので、抜け毛量が多い、毛玉の吐き戻しに困っているならファーミネーターを使うといいかもしれません。
取れすぎて困るという声もありますが、うまく使えば短時間でブラッシングできます。
トリマーさんも推薦しているので、良いブラシを探しているならファーミネーターはおすすめです。
その他の猫用ブラシのレビューはこちら↓
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