猫ちゃんのご飯を手作りにしたんだけど全然食べてくれない…そんな時はどうすればいいのか?無視を決め込んでも大丈夫なのか?
猫が新しいご飯を食べてくれないのは仕方ないため、そんな時は無視を決め込んでも問題ありません。
食べないからといっていつものフードを出してしまうと、いつまで経っても手作りに移行できなくなります。(猫も学習してさらに食べなくなります)
ただ、無視を決め込むだけでなく他のやり方も知りたいと言う人のために、ここでは手作りご飯を食べてくれない時に役立つ情報をまとめてみました。
また、なんで手作りご飯を食べてくれないのかについても書いたのでご覧ください。
この記事では須崎動物病院の院長さんが書いた本「愛猫のための症状・目的別 栄養辞典」と、手作り歴7年の友人の体験談を参考にしています。
目次
なんで猫は手作りご飯を食べないの?
猫は警戒心が強く慎重な生き物で、今まで食べたことのない物をご飯と認識しない子が多いと言われています。
なので猫が新しいご飯を食べないのは普通の現象なので気を落とさないでください。
野良猫(保護したばかり)だと食べてくれることもありますが、今までキャットフードばかり食べていると手作りご飯に移行するのは時間がかかるかもしれません。
気を落とさず気長に付き合うつもりで手作りご飯を続けるのが成功の秘訣です。
猫は生後半年以内に口にした物を食べ物と認識するため、子猫の時から手作りにしておくと食べてくれるハードルは低くなります。
食べるまで無視しても平気?
友人の経験や手作り食をすすめる獣医さんの本を見る限り、食べるまで無視しても平気なようです。
ちょくちょく野良猫を拾ってくる友人宅では手作りご飯しか食べさせません。もちろん最初から食べる子は少ないですが、根気よく付き合うと結局猫ちゃんの方が折れています。
友人からは「野良猫だって毎日ご飯にあり付けるわけじゃないし、ちょっとやそっとで死んだりしない」と言われ、まあそうだなと思いました。
また、可哀そうだからといっていつものご飯を出してしまうと「ゴネればご飯が出てくる」と覚えてしまいます。
意外と猫は賢いため、手作りご飯を本気で食べさせるなら飼い主側も拒否する姿勢をみせなければなりません。
ご飯を食べないと病気になったりしない?
猫がご飯を食べないと「肝リピドーシス」になると聞いたことはありませんか?
「猫が1日ご飯を食べないと危険」と書いてあるサイトもありますが、須崎動物病院の院長さんによると激しいデブ猫が1~2週間以上食べないと脂肪肝や黄疸になる可能性があるとのことでした。
なので1日や2日なら問題ないらしいです。
ただ、それでも心配ならダイエットさせてから手作り食に挑戦するのがいいでしょう。
出しっぱなしで腐ったりしない?
手作りご飯は傷みやすいですが、そのまま放置しておいても大丈夫だそうです。(獣医さんの本によると猫は腐ったものは食べないらしい)
あと、友人の猫達もご飯食べないストライキをすることがあるけれど、出しっぱなしにして仕事に行くと言っていました。
そうすると大体夜までにはなくなっているし、食べていなかったら片づけて新しいご飯をあげるそうです。(新しいご飯と言っても3~4日は同じメニューが続くとのこと)
お腹を壊さないか心配かもしれませんが、猫は胃酸が強いため体調を崩すケースは少ないと言われています。
手作りご飯を食べさせる方法
少しづつ変えていく
いっきに手作りご飯に移行しても食べないことが多いため、まずは少量ずつチャレンジするのがおすすめです。
いつものフードに少し乗せる。それで食べるようならちょっとづつ増やしていってください。
完全に移行するまでの時間は猫ちゃん次第です。半年以上かけて切り替える人もいますし、気長にやるスタンスでいきましょう。
手で与えてみる
手で与えると食べてくれる猫は意外と多いです。
鼻先にチョンと付ければペロっと舐める癖があるため、そこで「これ美味しい」となれば進んで食べてくれるかもしれません。
飼い主が猫の前で食べてみる
猫ちゃんは意外と飼い主のことを見ています。目の前で食べることでご飯と認識してくれることもあるため、ぜひチャレンジしてみてください。
好みの食材を探す
猫によって好みは様々。肉が好きな猫、魚派、鶏が好きなど色々試してまずは好みを探してみてください。
好きな食材が見つかったら、それに少量の野菜や穀物をプラスしていきます。好みの食材と一緒に食べてしまうくらい細かく刻み、徐々に割合を増やしていきましょう。
トッピングする
みんな大好きなちゅーるを手作りご飯に混ぜたり、鰹節、ニボシなど猫ちゃんが好きなものをトッピングすると食べてくれるかもしれません。
鶏ガラスープや鰹出汁を作って混ぜてしまうのもおすすめです。
生温かくする
レンジで軽く温めると素材の香りが引き立ち食いつきがよくなります。温度は38度前後が目安で、熱すぎないようにしてください。
調理法を変える
スープ状、とろみをつける、素材の形のままなど、猫ちゃんによって好みは様々。
あとは同じ食材でも茹でる、煮る、焼く、炒める、蒸すなどで好みが分かれるため色々な調理法を試してみてください。
多くの猫缶がトロみを付けているように、猫はトロトロした物が大好き。食べやすいだけでなく、お水をたくさん使うため水分補給にもなります。
切り方についてもゴロゴロとした大きい物が好きだったり、細かくした方がいい子もいます。基本的には食べやすい大きさ(1cmくらい)がいいと言われますが、猫ちゃんにも好みがあるので色々試してみてください。
まとめ
猫ちゃんが新しいご飯を食べてくれないのは自然な現象です。
最初から一気に移行するのは難しいので、長い目でみながら切り替えていくスタンスで取り組みましょう。
あまり気を張らず、半年スパンとゆる~くチャレンジしてみてください!
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