ふと、羊毛フェルトで愛猫(タマ)を作ってみたい衝動にかられ、100均で道具を調達。
せっせと作った第一号(失敗作)がこちら↓
足のパーツを付けてから形がおかしくなり、背中の色や模様を再現してる最中に「こりゃダメだ」と挫折・・・
フェルトも余ってるし、「次こそはうまく作ってやる」と完成したのがこちら↓
リスじゃないし、熊でもないぞ。いちおう「猫」なんです。
8時間くらいかかって作ったけど、まあまあの出来でしょ?
(ん・・・自画自賛?)
っと言うわけで、こんな猫を作ってみたいという人に作り方を紹介いたします。
目次
羊毛フェルトするのに必要な道具(100均)
必要な物は、ダイソー(100均)でニードル(針)と羊毛フェルトを購入すればOK。
他にもワイヤーや細いニードル・目玉パーツが入ってるキットも買ったのですが、使いませんでした。
必要なら揃えればいいですが、基本的には写真の物だけで大丈夫です。
ダイソー(100均)に1本入りのニードルも売っていますが、絶対に2本入りのホルダー付きタイプを買ってください。1本でチクチク刺すより2本の方が時間を短縮できます。
【作り方】羊毛フェルトで猫を作ろう
頭の作り方
適当に丸みをおびるようにチクチクしていき、羊毛フェルトをクルクル巻きつけながら大きくしていきます。特に難しいこともなく初心者でも簡単に作れますよ。
完全な丸ではなく、今回は楕円形になるように作りました。
※使わない色を土台にし、最後にメインとなる色を使っています。
胴体の作り方
なんとなく胴体の形を作ってからチクチクしていきます。まず、まんべんなくチクチクしていき、その後に胴体の真ん中部分を凹ませるようにチクチクしてください。
そうするとこんな感じになります。足や頭のパーツを付けるので、ちょっと柔らかめに仕上げてください。(硬くなるまでチクチクしないこと)
足と手の作り方
足と手は個別に作ってから胴体に付けていきます。パーツが小さいとまとまりづらいですが、根気よくチクチクすれば固まってくるので大丈夫。
足の先は折り曲げながら作っていきます。言葉で説明するのは難しいので、下の写真を見てください↓
フェルトは一か所だけチクチクするとそこだけ凹んでくるので、それを利用して足を作る感じです。
手のパーツはまっすぐなので、ある程度形にしてから胴体に付ければOK。
お腹の模様の作り方
これは簡単で、模様となるフェルトを上にのせてチクチクするだけです。大雑把な模様なら特に難しくありません。
口元の作り方
まずは楕円形のパーツを作り顔に付けます。ちょっと大きめに作るのがポイントです。
サイドからチクチクしていき、もっこりとした口にしていきます。
口の形になるよう、丁寧に同じところをチクチクします。ちなみに、口元のお手本にしたのは「のらねこ軍団」です↓
耳・尻尾の作り方
尻尾は個別に作りお尻に付けるだけ。
耳を作るときも尻尾のような個別のパーツを作り、あとはハサミで切って形にします。
※耳を作る気力をなくし超適当に作ったので、実は形がバラバラです・・・。
そして完成
ふ~、やっとできた。
妥協した部分もありますが、それなりに出来上がったと思います。
特に口とお腹のもっこり感が個人的には好きです↓
ちなみに、今回購入した羊毛フェルトは全部で100gくらい。余ったフェルトが20g、失敗作が26gだから、作った猫は56gになるはずが↓
なぜか108gもあるという不思議。おまえ、何食ったんだ・・・。
羊毛フェルト作り初心者へのアドバイス
実際に作ってみて思った事、調べて分かった事をまとめました。
100均の羊毛フェルトは固まりづらい
100均のフェルトだと小さいパーツをまとめるのが大変でした。時間をかければまとまってくれますが、短時間で作りたいなら少し高い羊毛フェルトの方がおすすめです。
ちなみに、初心者におすすめなのが「ニードル わたわた」というウールで、ニードルで軽く刺すだけでまとまってくれます。手芸店で購入可能(500円くらい)
本当は「ニードル わたわた」で作りたかったのですが、残念ながら売り切れてたので100均フェルトで作りました。
指を守る防具はあった方がいい
作成中、計6回指をぶっ刺しました。そのうちの1回は絆創膏が必要なくらい深く刺したので、それから指をガードする物を付けて作業しました。
100均で「指サック」という物が売っているので、購入する事をおすすめします。
表面を滑らかにする方法
表面を滑らかにするには、とにかくチクチクする事と細いニードルを使うことです。
100均のニードルは普通の太さなので、より滑らかな仕上がりにしたいなら極細ニードルを使ってください。
※まずは普通のニードルでチクチクし、ある程度固まってから極細ニードルを使うと表面が滑らかになります。
ちなみに今回紹介した作品は全て100均のニードルで仕上げました。最初の失敗作は極細ニードルも使っていたのですが、2回目は面倒くさかったので使っていません。
普通のニードルでも頑張ればそこそこ滑らかになります。
骨組み(土台)はあってもなくてもOK
土台作りのためにワイヤーも買ったのですが、結局使いませんでした。
なんで使わなかったのかというと、ニードルで刺すときすっごく邪魔だからです。
尻尾に入れればクネった形を作りやすいですが、とにかく邪魔すぎて耐えられなかった。
作り方の動画を見ておいた方がいい
こちらの動画は、パーツの作り方・フェルトのまとめ方の参考として見ていました。1回でも目を通しておくと、作品作りに役立ちますよ。
まとめ:羊毛フェルト作りは大変だった
相当な時間チクチクして大変でしたが、完成したあとの作品を見るとちょっとニヤつけます。
羊毛フェルトも余ってるし、もう1匹作ろうかな~なんて頭をよぎるのですが、「小さいパーツ作りたくね~」の方が勝って手が付けられない・・・。
次作るなら、簡単そうな「あざらし」にしようかな↓
ただ、立体的に作品が出来上がってくると嬉しいですよ。
集中して何かを作りたいなら、ぜひチャレンジしてみてください。