「ねこのきもち」2022年10月号に掲載されました!
猫ちゃんを多頭飼い(4匹)している友人から
「ごはんの取り合いが酷くて困ってる」
と相談されたので、我が家に余っていた木材で横取り防止の仕切りを作ってみました。
完成品がこちら↓
これをイケアのちゃぶ台に乗せる↓
ご飯中はこんな感じ↓
食べるスペースが広いので回り込まれたらアウトだけど、ご飯の奪い合いは少なくなりました。
では、どうやって作ったのか紹介いたします。
多頭飼い「ごはん横取り防止の仕切り」をDIY
今回は、4匹の猫ちゃんがご飯を食べているIKEAのちゃぶ台(スコグスタ)に合わせて仕切りを作りました。
友人からは
- お互いが見えない高さと横幅が必要
- 食事以外は収納したい
そんな要望を叶える設計図がこちら↓
二つの板を組み合わせてプラス型の仕切りにし、使わない時は壁に立てかけられるようにしました。
材料と道具
材料は横120cm×縦40cmの木材のみ。
道具は電動ノコギリ(ジグソー)、サンダ、紙ヤスリを使いました↓
作り方
何かと首を突っ込みたがる現場監督のタマちゃん。(猫って珍しいことがあると興味深々で近づいてきますよね)
では作り方を説明いたします。
まずは木材に設計図を書く↓
電動ノコギリ(ジグソー)でカッティング↓
ノコギリでも作れるけど、電動の方が断然早くカットできます。使い方も簡単なので、DIYするなら1つ持っておくと便利ですよ。
最後にサンダと紙ヤスリで角をスベスベにする↓
サンダとは紙やすりをセッティングして使う「電動ヤスリ」。これがあるとヤスる時間が大幅に短縮されます。磨くのがすごく楽しい電動工具です!
2枚の組み立て仕切りが完成↓
できれば塗装(ワックス)をしたかったけど、早く欲しいとの事で断念。
生の木のままだと「食べ物が付着した時にシミになりやすい」「汚れが落ちにくい」「カビが生えやすい」ため、できれば塗装することをおすすめします。塗料は猫ちゃんにも安全なオスモカラー(植物性ワックス)がおすすめ↓
猫(ペット)に安全な自然塗料「オスモカラー」を買ってみた!
ちゃぶ台にハメるまで不安でしたが、ピッタリおさまりました。
食器もこのようにピッタリ!
とはいっても食器が収まらなかったら新調してもらおうと思っていたので、そこは気にせずに作りました。
仕切りをしていざ食事!猫ちゃん達の反応は?
仕切りしても戸惑うことなくご飯を食べてくれました。
奪い合いも起きず、4匹とも自分の餌以外は見向きもしません。(嬉しい!)
こんな風に立ち上がっても他の猫の食事風景は見えません!
1週間ほど使ってもらった感想を聞いたら、以前よりも奪い合いが減ったと喜んでいました。
食事スペースが広いので回り込まれると取り合いになるけど、前よりは全然マシだそうです。
他の猫の食事風景が見えると「あれ美味しそう」ってなるみたいで、それがないのがいいみたいですね。
他の人が作った仕切りも紹介
香港在中のダフニーさんが作った仕切りがこちら↓
参考:一蘭ニャーメンはじめました。ネコがエサを取り合わなくなるキュートな裏ワザ
「らーめん一蘭」の仕切りに似ていると話題になった作品です。
最初コレを作ろうかと思ったのですが、友人がちゃぶ台を活かしたいとの事で断念。単純な設計なのでDIYするならおすすめです。
続いては福岡県在住のひろともさんが作った仕切りがこちら↓
こちらも一蘭風の仕切りで、横取りが減ったそうです。ちょっと作るのが面倒くさそうですが、ナイスな仕切りですね!
「仕切り」は木材をボンドでくっ付けるだけで簡単に作れます。もし工具が必要なら、ホームセンターで借りれる場合があるので確かめてみてください。木材を買ったらタダで使わしてくれる所もありますよ。
色々あるごはん横取り対策!
仕切り以外のごはん横取り対策を調べたところ、「シュアーフィーダー」という自動給餌器が良いなと思いました↓
専用のタグを首輪に付ける(またはマイクロチップをつけた猫)がシュアーフィーダーに近づくと、ご飯の蓋が自動で開く画期的な食器台です。
動画を見るとその凄さが分かります↓
お値段2万7000円とちょい高めですが、これなら確実に横取りされないのでおすすめです。(評価もめちゃくちゃ高い)
その他には
- 部屋を分けて食べさせる
- ケージに入れる
などで対策できますが、エサを置きっぱなしにするならシュアーフィーダーでないと無理ですね。
いつか多頭飼いして奪い合いが起きたら買ってみたいと思います↓
まとめ
自作した仕切りでも「ご飯の横取り対策」に十分な効果がありました。
作るのも結構簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。