- 猫ちゃんが舐めても安全な化粧品を使いたい
- 猫の傷に使える天然の塗り薬を探してる
名前は聞いたことあるけど実際どんな商品なのか知らない人に、ここでは馬油の効果や安全性・使ってみた感想などをまとめました。
また、馬油と言っても様々なメーカーが販売してるので、本当に安心して使える商品についても紹介いたします。
馬油ってどんな商品?猫が舐めても安全なの?
馬油の読み方は「ばぁゆ」や「ばーゆ」と言い、馬の脂肪から作られた皮膚保護用のオイルです。
人だけでなく猫が舐めても安心ですが、香料や余計な添加物が含まれている物は舐めない方がいいので、使うなら成分表示が馬油(または馬脂)100%の物を選んでください。
我が家の愛猫(タマ)は馬油のニオイを嗅ぐと鼻をフンフンさせ舐めてしまいますが、それで体調を崩したことはありません。
少量舐めるくらいなら大丈夫ですが、馬油を多飲すると下痢する可能性があります。「猫が馬油を大量に舐めて下痢した」という報告もあるので、容器の閉め忘れには注意しましょう。
馬油の歴史について
馬の脂肪は中国では古くから使われており、5~6世紀(西暦400~600年)頃の中国の医師が書いた本に、馬油の利用法(髪や肌に塗るなど)が記されていました。
日本については明確な文献はありませんが、奈良時代頃には使われていたようです。
ちなみに、江戸時代から明治にかけて民間人にガマの油(傷薬)が売られていましたが、実は馬油だったという説があります。
猫にはどんな用途で馬油が使える?
獣医さんが推薦してるわけではありませんが、個人ブログや質問サイトを拝見すると猫の軽いケガ(傷)に塗ると治りが早いという声があります。(肉球のひび割れやケンカの傷など)
あとは、猫の口内炎の痛みの緩和(治療)として使っている人もいました。
中には、高熱が引いたり鼻の粘膜の腫れが治まったと言う声もあります。
馬油に医薬品としての効果は認められていませんが、擦り傷や火傷・口内炎の治りを早くするといった声が多く、人だけでなく猫にも同じような効果があるようです。
他にも「馬油を猫に舐めさせると元気になる・食欲が出る」なんて声もあります。
馬油には猫が生きていくために必要な必須脂肪酸「リノール酸」と「リノレン酸」が含まれているので、それらの栄養が猫の調子を良くしてくれるのかもしれません。
あと、猫を触って静電気が起きやすいなら、ハンドクリームとして使うのもおすすめです。市販のハンドクリームだと香料が含まれている物が多く、その匂いが原因で体調を崩す猫もいます。
その点、馬油なら舐めても大丈夫ですので安心して使うことが可能です。
関連記事はこちら↓
猫が舐めても安全なドラッグストアで買えるハンドクリームを紹介! 猫ちゃんの静電気を防ぐ手軽な2つの方法と便利グッズを紹介!馬油を使うなら猫にも人にもソンバーユがおすすめ
猫にも人にも安全な馬油を使うなら、(株)薬師堂が販売してるソンバーユ(尊馬油)がおすすめです。
※商品にはソンバーユ株式会社と書いてありますが、(株)薬師堂と同じ会社になります。
日本で初めて馬油が皮膚保護用化粧品として認められたメーカーで、成分は馬油100%なので余計なものは一切含まれていません。(舐めても平気、赤ちゃんの使用OK、鼻や目にも使用可能)
ソンバーユにはいくつか種類がありますが、おすすめなのは無香料タイプになります↓
ちなみに「馬油」という文字は、(株)薬師堂が商標登録しており、現状だと様々なメーカーが無断で使用しています。
馬油が多くの人に伝わればと思い無断使用に注意していないとの事ですが、他メーカーだと余計な添加物が含まれていることもあるので、馬油を買うなら舐めても問題ないソンバーユ(尊馬油)が1番安心です。
ソンバーユ(尊馬油)は、楽天やアマゾンなどの通販サイトやドラックストアなどで購入できます。無香料タイプ70mlの定価は2000円くらいですが、通販だと1500円くらいで購入可能。
近所のドラッグストアを何件か回りましたが、マツモトキヨシはほぼ定価(2000円)と高く、ツルハドラッグが1500円と安かったです。
自分の肌や猫に馬油を使ってみた感想
自身の肌に馬油(ソンバーユ無香料)を使ってみたのですが、思っていた以上に匂いがなく肌につけるとモチっとします。また、ベタつきがなくて使いやすいです。
ほんの少しだけ油臭はしますが、ほとんど気にならないレベルですし、肌につけると全く分かりません。今までは天然のホホバオイルを使っていましたが、ホホバオイルより少ない量で肌が潤うのが良いですね。
ホホバと馬油はどちらも保湿力があり使いやすいですが、猫が舐めて元気になるなら馬油を優先して使おうかと思っています。
ホホバオイルに興味があるなら、こちらの記事をどうぞ↓
猫はホホバオイルを舐めても大丈夫?危険性や体への害について猫の傷に馬油を塗ってみた
愛猫の額に引っ掻き傷ができてしまい、なかなか治らないので馬油を塗ってみました。
これがその傷↓
いつもならすぐ治るのですが、痒いみたいですぐ足でカキカキしては悪化させてしまいます。
そこで馬油を朝晩2回「タマの傷を治しておくれ~」と塗り塗りして1週間。
ここまで回復↓
馬油を塗ってからムズ痒さが軽減したのか、引っ掻くことがなくなりました。そして1ヵ月塗り続けた結果↓
毛もフサフサになり完璧に治りました。
猫の傷に馬油は効果てきめんなようです。
まとめ
猫にとって馬油は
- 舐めても安心(害はない)
- 舐めると元気になる
- 傷に塗ると治りが早い
- 口内炎などの痛みを緩和する
- 高熱が引いた
- 鼻の粘膜の腫れが引いた
- 肉球などのひび割れケアにいい
このような使い方ができる万能オイルです。
ただし、科学的な証明はされていないので、症状が酷い場合は獣医さんに診てもらうようにしましょう。
もし馬油を使うなら、無添加のソンバーユを検討してみてください↓
形やパッケージは違いますが、下記商品も(株)薬師堂のソンバーユになります↓
※どちらも成分に違いはありません。卸し場所によってパッケージを変えているだけです。