木材に丸い穴を開けたくて、リョービの「MJ-50A」ジグソーを買いました。
高いジグソーに比べると少し使いづらい部分もありますが、思っていたより操作が簡単で満足しています。
結構サクサク切れるし、ちょっとしたDIYなら十分ですよ。
そんなリョービの「MJ-50A」ジグソーの使い方、付属品の詳細、高いジグソーとの違いをまとめたので、購入前の参考にしてみてください。
リュービ「MJ-50A」ジグソーの詳細と付属品
リョービの「MJ-50A」ジグソーは、50mm以下の木材や3mm以下の薄い鉄板が切れる電動ノコギリです。
付属品に木工用のブレード(刃)が付いているので、購入したらすぐ使うことができます。
最大45°の傾斜を付けてカットできたり、別売りのガイド(定規)を装着してキレイな直線や曲線カットもできます。
余計な機能が付いていないため本体は1.7kgとやや軽め。スイッチ(トリガ)を引けばノコギリが上下するシンプルな作りとなっています。
使い方
まずはブレード(刃)を付けるため、本体に付属している六角レンチを取り出します。
ジグソーの裏面にボルトが2つあるので少し緩めます。
そしたら、バックアップローラーを後ろにずらしてください。
ブレードを付ける時はできるだけ真っ直ぐになるように!
バックアップローラーをブレード(刃)の背面に軽く当てます。
定盤(黒いプレート)を後ろに引いたら、2つのボルトを締めてください。
この時、バックアップローラーを手で押さえながら行うとやりやすいです。(写真みたいな感じ)
※定盤を後ろに引くと溝にハマって水平になります。ここがしっかり固定されないと斜めに切れてしまう可能性があるので注意!
図解付きの説明書も付属されているので、そちらを見ながらブレードをセットしてみてください。
電源プラグをコンセントに差し、スイッチ(トリガ)を引けばブレード(刃)が動きます。
連続運転させたい(自動で動かしていたい)場合は、スイッチ(トリガ)をいっぱいに引いた状態でロックボタンを押してください。(再度トリガを引くとロックが解除されます)
定盤(黒いプレート)の角度を45°まで傾けることができます。
3段階のメモリ(15°・30°・45°)が付いているので、それに合わせてセッティングしてください。
後ろのボルトを外して定盤(黒いプレート)を反対にすると、ささくれやバリが少ない加工ができます。
常に反対側で作業してもいいのですが、そうすると後で説明するガイド(定規)を使うことができません。
※ガイド(定規)とは、直線や曲線を切る際に便利な道具
ブレード(刃)のセッティング方法や使い方は、説明書に詳しく書いてあります。ネットから見る事も可能です。
別売りのガイド(定規)
こちらのガイド(定規)を使えば、直線や曲線をキレイに切ることができます。
使い方は簡単で、ガイドを本体に差し込んで固定するだけ↓
ガイドを使ってもすごくキレイに切れるわけではありません。無いよりはマシですが、ジグソーの特性上断面を90°キレイに切るのは難しいと言われています。これは高いジグソーでも同じで、基本的には最後にヤスリなどで仕上げてください。
ガイドは、リョービの物でなくても使うことができます。(マキタの丸ノコに付いていたガイドが使えました)
サイズを書いておくので、他の電動道具に付属しているなら使えるか確認してみてください。
- 長さ:240mm
- 幅:1.3mm
- 厚さ:3mm
ちなみに、マキタのガイドにはピンが付いています。(リュービには付いていません)
円曲に切る際に役立つので、こっちの方がおすすめです↓
替刃について
ジグソー(MJ-50A)本体を買うと、木材を高速切断できる荒切りブレードが付属されています。
私は初めて使ったので他のブレードがどんな感じなのか分かりませんが、特に問題なく直線や曲線が切れました。
もし替刃だけ購入する場合は、以下のスタンダードタイプを選んでください↓
※最近だと「Bタイプ」が一般的で、販売も多くなっているので間違わないように!
ジグソー(MJ-50A)専用のブレードセットには、用途に合わせた物(直線や曲線・鉄板用など)が入っています。値段も安いので、本体と一緒に購入するのもおすすめです。
専用のブレードセットは800円くらい↓
使ってみた感想
思っていたより使いやすい!と言うのが第一印象です。
切り口がジグザグにならないか心配していましたが、全然そんな事もなく下書きした線に沿って結構キレイに切れました。
下の写真が初めてカットした木材↓
ガイド(定規)を使わず、ここまでキレイに切れれば上出来かなと!
ささくれは結構出ました。
付属していたブレード(刃)が高速切断用(荒切り)だったので、ささくれが結構目立ちます。
ただ、どのジグソーも最後に仕上げのヤスリが必要なので、ある程度はしかたないですね。
※別売りのブレードを使えば、ささくれも少なくなるようです。
木くずは結構少なくてビックリしました。
とは言ってもそれなりに出ますが、丸ノコに比べると全然少なかったです。
騒音については掃除機くらい。
ちょっとうるさくもありますが、まあ電動道具なので仕方ないと思います。
セッティングするのに六角レンチで締めたり緩めたりするのが少し面倒だなと思いました。
単純な作りですが、定盤(黒いプレート)を反対にする作業はちょっと面倒です。
ブレードの取り付けも工具が必要なので、そういった点が値段の安さなのかなと思いました。
とは言ってもちょっとしたDIYで使うなら全然問題ないと思います。値段も安いですし、木材のカットはこれ1つあれば十分ですよ。
先ほども書きましたが、ジグソーはキレイな直線を切るのに向いていません。切断中にどうしてもブレードがブレてしまい、断面を90°にするのが難しいです。これは値段が高いジグソーでも同じですので、まっすぐキレイに切るのが目的なら電動の丸ノコを検討してください。私はマキタの丸ノコも持っていますが、ガイドを使えばキレイな直線カットが簡単にできます。
他のジグソーとの違いは?
例えば、人気があるBOSCH(ボッシュ)のジグソーPST800PELだと、様々な機能が付き、使い勝手も良くなっています。
では、リュービの「MJ-50A」ジグソーと何が違うのか?
簡単にまとめてみました↓
【切断できる厚さの違い】
リョービ | ボッシュ | |
木材 | 50mm | 80mm |
鉄板 | 3mm | 5mm |
高いジグソーほど厚めの木材や鉄板を切ることができます。
【ブレード交換のしやすさ】
リョービのMJ-50Aだと六角レンチでボルトを緩めてブレードを装着しますが、ボッシュのジグソーはワンタッチ式で簡単です。
【オービタル機能の有無】
ボッシュのジグソーにはオービタル機能が付いています。ブレードに横の動きを加えるので、切断速度がかなり速くなります。切断面が荒くなるのがデメリットですが、スピーディーに作業したい人はオービタル機能が付いていた方がおすすめです。
【電子制御の有無】
電子制御とは、ブレードに負荷がかかった際でもスムーズな切断ができる機能のことです。木材によっては硬い部分もあり、実際リョービのジグソーを使っていた時に動きが遅くなったり早くなったりしていました。ボッシュには電子制御機能が付いていて、どの素材でも一定の速度できれいに切断することができます。
その他には、ボッシュのジグソーだと傾斜のセッティングが簡単、直線を切るためのサポート道具がある、毛羽立ちを抑える部品付き、ブレードをジグソー本体に収納することができます。
値段が倍くらい違うので、機能面や使い勝手が良いなと思いました。
頻繁にジグソーを使うなら、少しお値段は高いですがBOSCH(ボッシュ)のジグソーPST800PELを選んでもいいかと思います。
参考動画も載せておくので良かったら見てください↓
まとめ
リュービのMJ-50Aジグソーは値段が安い反面、機能面はシンプルで、ブレードのセッティングなどが少し面倒ではあります。
ただ、ちょっとしたDIYなら十分ですし、安いからと言ってうまくカットできないなんて事はないです。
頻繁に使うならボッシュの1万円台のジグソーをおすすめしますが、とりあえず安いジグソーを探しているならリュービのMJ-50Aで満足できると思います。
実際、私は満足しています!簡単な木材のカットには、便利だなと思いました。