ハンドクリームを使っていると、こんな疑問ありませんか↓
「ハンドクリームが付いた手を猫がペロペロ舐めるけど平気なのか？」
「猫をなでた時にハンドクリームが毛につくけど、それをグルーミングしても大丈夫なのか？」
寒い時期や洗い物の後などハンドクリームを使う場面があると思いますが、物によっては猫ちゃんの健康を害するかもしれません。
そこでこの記事では、猫がハンドクリームを舐める危険性とドラッグストアで買える安全なハンドクリームについて紹介いたします。
猫ちゃんが舐めても安全な馬油はハンドクリームとしておすすめです。猫の引っ搔き傷の治療にも使えます↓
あとはベビーワセリン！ハンドクリームとしてならこちらの方が使いやすいかと思います↓
詳細は記事後半で説明しているのでご覧ください。
目次
猫がハンドクリームを舐めるのはどれだけ危険？
人用の物は舐めさせない方が無難
ハンドクリームは人の皮膚につける目的で作られているので、人間であっても口にするのはよくありません。
香料や着色料・保存料といった成分が含まれていますし、人と比べて猫では代謝しにくい成分もあるので、体に影響が出る可能性もあります。
「猫がハンドクリームを舐めて健康被害が出た」という報告はありませんが、頻繁に舐めてしまうようなら安全な物に買い替えた方がいいでしょう。
精油入りのハンドクリームはどれだけ危険？
猫は精油（アロマオイル）を分解できないので中毒を起こす恐れがありますが、全ての精油が危険なわけではないですし、配合量が少なければ問題ない場合もあります。
ただ、100%安全という保障はないので、精油入りのハンドクリームはできれば使わない方が無難です。
例えはティーツリーという精油は、殺菌、抗ウイルス、抗原虫、抗炎症などの効果があるので、ハンドクリームに含まれていたりしますが、濃度が高いと猫が中毒になるかもしれません。
海外では、高濃度のティーツリーを猫に使って死亡した例もありますし、オーストラリア・ティーツリー・産業協会（ATTIA）は「猫には有毒だから絶対に使ってはいけない」と警告もしています。
市販のハンドクリームなら、そこまで高濃度の精油は含まれていないと思いますが、現時点では安全が証明されているわけではないので、使わない方がいいでしょう。
手作りですと精油の配合量が多い可能性があるので、猫ちゃんが舐めると具合が悪くなるかもしれません。どれくらいの量が危険かは詳しく分かっていませんが、精油入りの手作りハンドクリームは注意した方がいいです。
ペット用に販売されてるハンドクリームも注意！
犬猫兼用で舐めても安全なハンドクリームが売られていますが、成分を見ると精油が含まれている物も多いです。
例えば「サプミーレ」というペットが舐めても安全なハンドクリームには、ラベンダーが配合されています↓
恐らく精油の割合は少量なので体に影響ないレベルだと思いますが、他に天然素材だけで作られているハンドクリームがあるので、あえてこちらを使う必要もないと思います。
こちらの「サプミーレ」を買っても大丈夫でしょうが、これから紹介する舐めても安全なハンドクリームと比較してから検討してみてください。
猫が舐めても大丈夫！ドラッグストアで買えるハンドクリーム
香料や着色料、保存料といった成分が入っていないハンドクリームは少ないですが、猫が舐めても大丈夫な物はいくつかあります。
実際に使っている物も含め、いくつか紹介しますので参考にしてみてください。
尊馬油（ソンバーユ）がおすすめ
馬油は馬の脂肪から抽出された油で、ドラックストアでも購入できる保湿クリームです。
色々なメーカーから馬油が販売されていますが、紹介する尊馬油（ソンバーユ）は馬油100%で保存料や着色料といった成分が含まれてなく、猫が舐めても安全なクリームとして人気があります。
尊馬油（ソンバーユ）には香り付きの物も売られていますが、猫ちゃんには無香料の物を選ぶと良いでしょう。
猫にも安心な「馬油」ってどんな製品？傷に塗ったり舐めても平気なの？
ベビーワセリン
ベビーワセリンは赤ちゃんにも使える保湿クリームです。成分は白色ワセリンのみなので、猫ちゃんが舐めても体内で吸収されずに排出されます。
便秘気味の猫ちゃんに舐めさせると便の排出をスムーズにしてくれることもあり、獣医さんによってはおすすめされることもあるようです。（ただし、無香料・無着色に限ります）
100g＝600円くらいなのでコスパは悪くないですが、多少べたつくのが難点です。
ニベアクリームはダメなのか？
ニベアは安いのに高級クリームと同じ成分で作られているとあって人気があります。
猫を飼ってる知り合いが愛用していて、ニベアが付いた手をペロペロ舐められていますが、猫ちゃんに変わった様子はありません。
なので、特に問題ないとは思いますが、香料など色々な成分が含まれているので、どちらかと言うと先ほど紹介した「尊馬油」や「ベビーワセリン」の方がおすすめです。
ホホバオイル
ホホバオイルとはホホバの木のみから抽出したオイルで、人工心臓の潤滑油や消毒液から手を保護するなど医療機関でも使われるくらい安全性が高いオイルです。
個人的に愛用しており、ホホバオイルを付けた手を猫がペロペロ舐めたりますが、体に影響が出たことはありません。
ホホバオイルは人の皮脂に近い成分なので、肌につけてもベタつきがなくサラッとしています。
色々なメーカーからホホバオイルが販売されてますが、安全性やコスパ面を考えると「インカオイル社」のホホバゴールドがおすすめです。（オーガニック認定されているので安全性が◎）
※無印良品でもホホバオイルが売られてますが、オーガニック認定はされていません。
詳しくはこちらをご覧ください↓
猫はホホバオイルを舐めても大丈夫？危険性や体への害について
オリーブオイルでもOKだが
猫が舐めても安全なハンドクリームとして「オリーブオイル」もよく話題に上がりますが、食用の物を使うとベタベタするので注意してください。
オリーブオイルでも化粧品用に開発されている物ならサラッとしていてベタつきもないので、ハンドクリームとして使うなら化粧品用を買いましょう。
まとめ
市販されてるハンドクリームを少し猫が舐めたからといって、重大な健康被害につながるわけではありません。
ただ、頻繁に舐めてしまうなら安全性が高い「馬油」や「ベビーワセリン」「ホホバオイル」などを使った方がいいでしょう。
ちなみに、個人的には馬油がおすすめです。愛猫の傷を治したり、ハンドクリームとして凄く役立っています。
猫にも安心な「馬油」ってどんな製品？傷に塗ったり舐めても平気なの？
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