猫を触るとバチっと走る『静電気』
わざとやってるわけじゃないのに、猫ちゃんに逃げられて悲しい・・・なんて人も多いのではないでしょうか?
冬になると憎たらしく発生する静電気ですが、何で猫を触るとバチっとなるのか?
その原因も含め、手軽に静電気を対策できる2つの方法を紹介いたします。
ちなみに結論がこちら↓
- 湿度対策をすること
- ハンドクリームを塗ること
この2つで簡単に静電気対策ができます。
とは言っても100%防げるわけではありません。実験した結果も紹介しながらご説明いたします。
目次
猫を触ると静電気が起きるのは何故?
どうして猫を触ると静電気が起きるのでしょうか?
静電気が何なのかという事も含め、簡単にまとめてみました。
まず、人や猫、その他すべての「物質」にはプラスとマイナスの2種類の電気をもっています。
通常は同じ数だけプラスとマイナスの電気をもって釣り合いが取れてるのですが、物質どうしが衝突すると、片方にマイナスの電気が移動します。
こうして「プラスを溜め込んだ物質」と「マイナスを溜め込んだ物質」ができあがり、この電気の片寄りを静電気と呼びます。
そして片寄ったプラスとマイナスの静電気が衝突すると、マイナスの電気がプラスよりの物質に流れ込んで均等に戻ろうとします。(これを放電という)
この放電してる際に電流が走る痛みが、私たちが言う「静電気」と言われるものです。
バチっと痛い静電気には強弱がありますよね?これには「帯電列」というものが関係しています。
帯電列とは、マイナスとプラスの電気を溜め込みやすい物質を列にしたもので、2つの材質が離れているほど大きな静電気を発生させます。
人間だとプラスとマイナスの中間らへんですが、ガラスなどを触るとマイナスの電気が人間側に流れ込みます。
猫はホットカーペットなどアクリルやポリエステル繊維のものと触れ合うことで、マイナスの電気がどんどん流れプラスばかりの静電気を溜め込みます。
そして猫(プラス電気ため込み中)と人(マイナス電気ため込み中)が触れ合うと、マイナス電気が猫に流れ込むため、バチっと痛い電流が走るというわけです。
静電気を発生させなようにするには
猫ちゃんを触っても静電気を起こさないためには、静電気を溜め込まないことがポイントです。
そこで1番簡単にできる静電気対策が、部屋の湿度を上げること!
静電気を感じるのは冬だけで夏は何ともないですよね?それには空気中の水分が関係しています。
夏場でも物質どうしが衝突すればマイナス電気の移動が行われますが、湿度が高ければ空気中の水分を伝って自然に静電気が逃げてくれるのです。
湿度が40%以下になると静電気を溜め込みやすいので、冬場の湿度は50~60%くらいを保つようにしてください。ちなみに湿度が60%以上になると静電気はほとんど発生しなくなります。
あとは、猫を触るとき指先ではなく掌で触るようにしましょう。
尖った物質同士が触れ合うと急激な放電が起こりバチっとなりやすいですが、触れる面積を広くすればゆっくり放電されるので痛みも少なくなります。
猫の鼻を指先でちょんと触ると静電気が起きやすいので、掌を使って頭や体をなでてあげるとバチっとなるのを防げますよ。
その他にできる対策としては、体に溜まった静電気を逃がすのも効果的で、猫を触る前に木や壁(コンクリートやアスファルト)を触ると静電気も起こりにくくなります。
あとは、猫の体を濡れタオルなどで拭いたり、ハンドクリームを手に塗って保湿するのも静電気対策に有効です。
手軽にできる2つの静電気対策!
私の家だと愛猫のタマを触っても静電気は起きません。しかし、知り合いの家の猫を触るといつもバチバチするので、原因を調べいくつか対策をしてみました。
まず、家の環境の違いがこちら↓
私の家 | 知り合いの家 | |
湿度 | 48% | 30% |
暖房器具 | オイルヒーター | エアコン |
ホットカーペット | なし | あり |
知り合いの家はエアコンの暖房を使っているので空気がとても乾燥してました。また、ホットカーペットも使用しているので、猫が静電気を溜め込みやすい環境だったのがバチバチさせてた原因です。
そこで、知り合いの家の湿度を50%まで上げてみた所、明らかに静電気の発生が少なくなったので、(1)湿度対策はかなり効果的なのが分かりました。
あと、(2)ハンドクリームを塗るのも静電気防止効果が高いようです。
知り合いの猫を触って静電気が起こるのは私だけみたいで、何故なのか調べた所、ハンドクリームを塗っているか・いないかの違いでした。
知り合いは乾燥してる部屋で猫を触っても特に静電気が起きやすいと感じたことはないと言っていたので、ハンドクリームによる保湿も良いみたいです。
ハンドクリームをお借りし塗ってみた所、確かに静電気の発生が少なくなりました。ただ、ちょっと時間が経つとまたバチバチするようになったので、持続性はそこまでないみたいです。
ちなみに私は乾燥体質であり、そのせいもあって静電気がよく起こるみたいで、知り合いのように潤いのある人程、静電気は起きにくいのかもしれません。
もし、ハンドクリームを使うなら、猫がペロペロ舐めても安全な物を使用しましょう。特に精油が入っている物だと猫ちゃんの体調を崩す恐れがあるので、できるだけ天然の物を選んでみてください。
ちなみにおすすめは天然の馬油になります。馬油なら猫がペロペロ舐めても問題ありません。
猫が舐めても大丈夫なハンドクリームは、こちらの記事でまとめています↓
猫が舐めても安全なドラッグストアで買えるハンドクリームを紹介!猫に使えるおすすめの静電気防止グッズ
部屋の加湿をするならこれ
部屋の湿度を上げれば静電気が防げるので、加湿器を持っていないならシャープのプラズマクラスターを検討してみてください。
目的は加湿ですが、空気洗浄として小さい粒子まで除去できるプラズマクラスターなら、花粉だけでなく猫ちゃんから分泌されるアレルギー物質も除去してくれます。
プラズマクラスターは口コミの評判も良いのでおすすめです↓
ブラッシング時の静電気を防止するなら
ブラッシング中の静電気を防ぎたいなら、ブラッシングスプレーを使うといいでしょう。
濡れタオルで体を拭いてからブラッシングしても静電気は抑えられますが、市販のブラッシングスプレーなら、毛がふわふわになり毛玉も出来にくくなります。
静電気以外の悩みとして、猫ちゃんの毛艶が悪かったり毛玉ができやすいなら、ブラッシングスプレーはおすすめです。
評判が良いブラッシングスプレーはこれ↓
毎日のなでなでを快適にするなら
基本的には加湿やハンドクリームで静電気を防止すればいいですが、それ以外に対策するなら「静電気軽減ブレスレット」を使ってみてください。
静電気を完全に除去するのは難しいですが、口コミを見ると「思っていた以上に効果あり」という声が多いです。
色々なデザインが売られているので、気に入ったものを購入してみてはどうでしょうか↓
まとめ
猫ちゃんを触っても静電気を起こさないようにするには、空気の乾燥を防ぐのが手っ取り早いです。
あとは、ハンドクリームで手を保湿したり、触るときに指先でなく掌全体でなでるようにするとバチっとなる事を防ぐことができます。
静電気が起きれば当然猫ちゃんも痛いので、何かしら対策してみてくださいね。
猫が舐めても安全なドラッグストアで買えるハンドクリームを紹介!